離婚のジレンマ
昨日は、食事をしながら
フランスのシャンソンを
聴きました。
エディット・ピアフや
ジュリエット・グレコは
よく聴くのですが、
昨日は、ピエール・バシュレ
(Pierre Bachelet)の
「guitte moi」(私から去って)
を聴いて、はまってしまいました。
この歌詞の訳はざっとこんな感じです。
「あなたを愛していたよ。
でも、もうベッドは氷のようで
幸せなカーテンも
何の意味もなくなって・・・
でも君はそんなことは
重要ではないと言っている。
二人でただ黙って
ご飯を食べ、
沈黙を破るためにテレビを見て、
それは死より良くない。
僕を愛しているふりをしているうちに、
まだ間に合うから
僕がいじわるになる前に
どうか僕から去ってくれ」
つまり、フランス人らしいなと思って
はまってしまったわけなのです。
これが日本人になると
(特に夫婦カウンセリングの現場では)
相手の欠点や不満を言い、
ひたすら相手のせいにだけして
結果、一緒にいても意味がないから
別れるとなるケースが
多い気がしました。
このフランスの曲を聴いていると、
別れにも、
優しさや思いやりが
残っているうちに・・・
去って欲しいという
心理的な表現が
数多くある気がしたのです。
国が違うと、
こんなにも
男と女の物語の中の表現が
違ってくるのだと、
感心してしまいました。