子どもの発達障がい傾向について
最近、とくに、
子どものSOSの心の叫びを感じます。
怒り、イライラが止まらない。
という現実です。
親に対して、先生に対して、
そして友達に対して、
怒りが止まらなくて
攻撃してしまいそうになったり、
攻撃してしまって
怒られて、
最後には落ち込んで、
自信をなくしてしまう。
毎日がこの繰り返し。
子どものカウンセリングをしていると
その小さな小さな心の中には、
悲しみや、苦しみなどの
細かい傷が
たくさんあることに
気づかされます。
その原因として、
大人が生きている
社会全体に
大きなストレスとの戦いがあるように
思えます。
父親の会社の中での
上司と部下のはざまになる
立場の葛藤のストレスを
家に持ち帰らずには
いられない状態、
母親の、一人で子育てと
家事の両立、
または仕事をしながら
家事をこなすストレス、
先生方のオーバーワークの中で
たくさんの子ども、両親、
ましてや管理職からのプレッシャーを
抱えた生活の状態のストレス、
そんなストレスが、
少しずつ
知らぬうちに
子どもへ吐き出され、
子どもはその吐き出された
大きな毒を受け止めながらも
悲しみや苦しみや痛みなどの
いろんな感情を
無意識に抑えて抑えて
そして、最後に
とめどもなくあふれてしまった
感情の形が
怒りや人への攻撃となって
出ているように思えます。
その怒りはいつか
思春期になる頃には
大きくなり
自分ではコントロールできなくなるように
なっていくことも
ありえます。
それでも、両親は、
その状態を
第二次反抗期だからとか
思春期だからと、
見て見ないようにしていることが
多い気がしています。
大人としては、
その現実を
受け入れたくないですし、
成長の過程の理由にしておきたい気持ちは
理解できます。
なぜなら、
親も先生もつらい状態であるのですから。
だけど・・・
それでは、解決できないことも
多いと痛感しています。
たとえば、
自宅のテレビがつけっぱなしで、
そんな中、たくさんの痛ましいニュースを
子どもたちは知らぬうちに
見て聞いて
大人たちのおかした行動に
影響されています。
その無責任な行動からくる
様々な事件を
知っています。
そのことについて
話す時間もなく、
そのまま流れてしまう
日々の中、
子どもたちは、
痛ましい出来事を
当たり前の日常と
感じて生きていきます。
これは、恐ろしいことだと
話したり、教えたり
しないままにです。
そんな状態の中で
今度は夫婦が言い争いを
してしまう時もあります。
子どもは全てを見ています。
一度、子どもたちが
今の状態を
どう受け止めて
見ているのか、
考えていく必要があると
思っています。
純粋な子どもの心を
大人である私たちは、
守る必要がある
気がしてならないのです。
今日は、
大人の自分たちが抱えている
ストレスの発散を
子どもに向けてしまわないために
どうやって減らしていくのか、
私自身、
大人として考えさせられる日々で、
子どもがキレやすい原因が
もしかしたら
大人のストレスと関係があるのでは
と思う今日、この頃でした。
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