ウィルスと悩み事(スタッフ)
ご存知の方も多いと思いますが、
こちら横浜心理ケアセンターでは
電話カウンセリングやメールカウンセリングを
行っておりません。
最近は、
24時間体制で電話やメールでの
カウンセリングを行う
カウンセリングルームも
あるのですが、
今日は、当センターが
なぜ電話やメールでカウンセリングを
行わないのかについて
お話ししたいと思います。
クライアントさんの立場に立って考えてみると、
24時間電話やメールでカウンセリングが
受けられたら
きっと心強いと思います。
昼間は大丈夫でも、
夜になるとなんとなく不安になるものですし、
何かあってとても落ち込んだり
不安になったり
落ち着かなくなったりして、
今すぐに!誰か助けて!と
思うことは
誰しもあるのではないでしょうか。
そんな時に、
メールをして応えてくれたら、
電話で話を聞いてもらえたら、
ほっとしてゆっくり眠れるかもしれません。
けれど、当センターは
対面でのカウンセリングを重視しています。
カウンセリングというものは
とてもデリケートなものです。
言葉ひとつで
傷つくこともありますし
救われることもあります。
傷つく度合も、
ちょっと傷ついたなというレベルから
死にたくなるほど傷つくというレベルまで
さまざまです。
まず、電話ですと、
相手の声だけが頼りです。
表情やしぐさが見えない分、
言葉と声だけで
クライアントさんの伝えたいことや
クライアントさん自身でも
気づいていないような心の声を
キャッチして、
こちらが伝えたいことを
誤解のないように伝えるということは
非常に難しいのです。
メールになりますと、
さらに手がかりが減ってしまいます。
文字だけで
クライアントさんの心模様を
読み取っていくことは
非常に難しく、
すれ違いが起きてしまいがちです。
また、お互いに
わかりにくかった時に
質問をして答えるということが
手間になりますし、
わからないままに答えることは
危険なこともあります。
クライアントさんの想いとのズレが
大きかった場合、
深く傷つけてしまうこともあるからです。
カウンセリングは、
言葉のやりとりだけではなく、
表情やしぐさや
その方の雰囲気や
さまざまなことが
重要なヒントですし、
カウンセラーとしても、
言葉をかけるのではなく
時に笑顔を向けることや
沈黙することや
表情が
カウンセリングになることも
あるのです。
これは、メールや電話では
できないことなのです。
初めての方にとってはとくに、
対面でお話することに
少し勇気がいると思います。
けれど、ぜひ勇気を出して
カウンセリングにいらしてください。
メールカウンセリングや
電話カウンセリングとは違う、
対面だからこそのカウンセリングが
あなたのお役に立てると思います。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子