幸福な離婚とは
イブサンローランの
自伝の映画を見ました。
今年の春に
マラケッシュに行った時、
イブサンローランの
住んでいた家が
Jardin Majorelle(マジョレル庭園)
という植物園として
存在していたのを
思い出したのでした。
彼は同性愛者で、
亡くなるまで
恋人と
同じ時間と同じ空間の中で
果てしないプレッシャーからくる
苦しみや孤独や悲しみを
シェアしあって
生きてきたのでした。
映画では、
女性が一番美しく
魅力的であるための服を
作り続けるための苦悩、
彼の繊細すぎる程の心の状態、
そして、
恋人と愛し合う中での闘い、
混乱、戸惑いを描いていました。
映画を見終わってから
実は、恋人とは、
彼が亡くなる前に別れていて、
仕事上のパートナーとしては
関わりがあったものの
彼が亡くなったあと
恋人は80歳すぎて
新しい人と結婚して
今に至っていることを
知りました。
イブサンローランは
71歳程で亡くなっていますが、
人生とは、愛とは、を
考えさせられた日でした。
私は、
一人のカウンセラーとして
まだまだ未熟で、
アマチュアですが、
これからも
私ができる中で、
人の中にある
目に見えない心の存在を
何よりも大切な物として
なるべくたくさんの人に
伝える仕事を
していきたいと考えています。
同性愛者も
性同一性障害も
精神障害も
心の病も
普通だと思っている人も
そうでないと思っている人も
みんなに平等に
心はあるのですから。
この映画は、
大きな事を
私に残してくれました。