本音と建て前のことば
50代になり、
夫が退職する頃が近づいてきて
お互いの老後について考えるお二人も
増えてきています。
今までは
子どもの世話などで追われていて
離婚問題をなんとなく見て見ぬふりをしてきた
お二人にとっても、
今後、将来、年を老いても、
一緒にいるべきか、
一緒にいられるか、
介護をお互いする気持ちになれるか、など
現実が見えてくる時のようです。
また、自分たちの両親も高齢になり、
自分たちのこれからの前に
両親の介護の問題もあり
心が通わなくなった相手の親を
ケアするとなると
大きなストレスにもなってきます。
離婚を考えた場合、
お金については
前回にも書かせていただいたように
二人の財産の1/2、
そして退職金の1/2、
年金分割も1/2として
もらえる権利はお互いにありますが
妻がへそくりしてきた金額も
自分の名義の銀行に入れて預金していても
共有財産とみなされ、
1/2は払う義務があります。
50代になって離婚をすることで、
解放されるご夫婦も多くいらっしゃいますが
さまざまな過去を許し合って
新しい気持ちで
夫婦であることを貫くことを決めるお二人も
たくさんいらっしゃいます。
年をとってわかることもありますし、
また体力の衰えをお互いが感じ始めて、
お互いを気遣える関係になれることもあります。
そのために、今まで言いたくても言えなかったことを
カウンセラーを通して
吐き出して、理解しあった上で、
もう一度、老後を見つめ直すお二人も
ここ横浜心理ケアセンターには
たくさんいらっしゃっています。
カウンセラーは裁判官ではありませんので、
どちらが正しいというジャッジをする立場では
ありませんが、
新しい道へと導いていくお手伝いは
できると思っています。
今さら、第三者のカウンセラーに相談したって
自分たちの事だから
仕方がないと思っている方々も
たくさんいるとは思いますが、
たくさんの事例を知っているカウンセラーに
一度、話をしてみることが
これからの何かしらのきっかけになるとは思います。
一度、話す勇気と、
吐き出してみる覚悟を持ってみませんか?
次回はモラルハラスメントの相談についてです。
☆夫婦のカウンセリングについては、こちらをご覧ください。
http://shinri-care.com/couple/