どうしたらきれいな声が出せますか?
音は「振動」です。
声も、声帯などの「振動」を利用して発声しています。
物体が振動していると、それに触れている空気が振動します。
その振動が、耳の鼓膜を揺らして聴神経を刺激すると、脳で「音」として 認識されます。
もちろん、聴覚にはそれぞれの動物に認識できる範囲(可聴域)と言うものがあり、人間は20HZ~20,000HZぐらいと言われています。年齢によっても可聴域は変化します。
そしてこの範囲以外は、振動があっても私たち人間にはほぼ聞こえません。
振動が脳に入って「認識されたもの」が「音」であり、つまり聞く「主体」がいなければ「音」は無いようなものなのですね。
音の本質が「振動」であること。その「振動」が耳から脳に入って、やっと「音」が認識される事。そうすると初めて私たちの頭の中で「音」が鳴る。
今日のポイントは、次の三つです。
1.音の本質は「振動」。
2.「振動」を空気が耳に伝える。
3.「振動」が鼓膜を通じて脳内の信号に変換され、私たちは「音」を認識する。
「発声」を良くして「セリフ」「朗読」「歌唱」などを磨いていくには、まずこのポイントをきちんと認識することがとても大切になってきます。