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松井美香プロのご紹介
アドラー心理学を取り入れたピアノレッスンで生徒の能力を伸ばす(2/3)
子どもが自分の力で課題を乗り越えるための指導が求められている
昔のピアノ教室では厳しい指導が当たり前だったので、現在ピアノを教えている先生たちも、子どもの頃から何度もダメ出しされてきた人が多いのではないでしょうか。「アドラー心理学では、ダメ出しは『勇気くじき』といわれ、失敗を恐れてチャレンジしない人間をつくると指摘しています。逆に、保護者や指導者が子どもの良いところを見つけて伝えると、子どもは自信や勇気が湧いてきて、どんどん可能性が開いていくのです。学校教育の現場でも、現在はアクティブラーニングという学習方法が取り入れられ、生徒が能動的に学ぶことができる授業が行われていますが、ピアノ教室でもただ与えられた課題をこなすのではなく、生徒が自主的に弾きたくなるような指導が必要とされている時代なのです」
松井さんの教室にも、最初のうちはピアノに触れずに寝転んでしまったり、保護者も手を焼く生徒がいたそうですが、勇気づけの考えを背景に指導していくと、一つ一つ問題が解決していくといいます。「思った通りに子どもが動いてくれないと、先生も保護者も悩んでしまうと思いますが、かつて自分が受けた厳しい指導をそのまま用いても、事態は良くなりません。とは言え、褒めればいいということでもないのです。最近は褒める教育が一般的になってきましたが、ただ褒めるだけでは、親や先生など他人の基準でしか行動できない人間になってしまい、かえって子どもの自立を妨げることがあります。先生や保護者などの大人に求められるのは、子どもが自分の力で課題を乗り越えることができるようにサポートする技術なのです」
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