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物価上昇

平山勝男

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テーマ:売却のプロが予想

【2022年 物価上昇に比例して不動産価格も上がるのか?】

不動産 売却専門店 代表の平山です。
最近は野菜も肉も小麦もみんな上がって食費だけで年間いくら増えるのか、本当に困ったものです。

そんな中、今後不動産価格も上がるのか、を予想したいと思います。
端的にいうと、エリアによって異なると思います。

ここ神奈川県でいえば、横浜市・川崎市(県東部)は横ばいと予想します。
コロナ過で人気が出た厚木市なんかはまだ伸びしろがあると思いますし、やはり県西部はこれまでが安かった分、上昇幅は大きいと思います。

イメージとしては平塚市より西側ですね。
一方、県北部の清川村や相模原市緑区(特に山に近いほう)は更に下がるかもしれませんね。。

いうまでも無く、モノの価値は需要と供給で形成されます。
シンプルに考えれば、需要があるエリアの不動産は上がり、需要がないエリアの不動産は今後も下がるでしょう。
それと、今回のコロナ過で多くの企業がリモートで仕事出来ることが証明されました。アクティビティやお洒落なお店が多い湘南エリアは今後も根強いでしょう。ただ一部ではちょっと高すぎる気がしますけどね。。

また都内新築マンションの平均価格はかのバブル時を超え、もはや8000万円台となり誰もが購入価格1億と聞いても驚かなくなりました。月々の返済を考えると少し重たくなりますが、実際に購入しているのは一次取得者より二次取得者が方が多いと思います。

自宅が思ったより高く売れたので、頭金この位入れて残りローンはこの位にしておくか、みたいな。
まあ車の買い替えと同じ発想ですね。でもってツウの人は、自分の好みというより人気のある車種、色、希少性を重視して5年以内に車を乗り換えるごとにグレードが上がる・・家でも同じように考える人増えている気がします。

ただこのスキームが成功するのは、2009年(平成21年)~2012年(平成24年)に購入した人です。あるいはその前に購入していて既に完済済みだった人もそうですね。
売却時に手元にお金がある人は、次に買うときゆとりがでますから、結果的にはそういった人たちの需要が相場を押し上げた、下支えした、ということがあると思います。

さて、問題は今後です。いまの価格が高いか、安いかの議論は置いといて、はたしてこれから更に上がるのか?下がるのか?

全体的に占えば下がる要素は少ないと考えます。この辺りは現在のグローバル経済、資本主義、新資本主義とリンクしてくるので省略しますが、要するに良いものは高くても買う傾向が定着し、今後市場において安いものが減少していくのでしょう。百均だってもはや¥100ではないし、回転すしもしかり、駄菓子もしかりです。

そう、遠くない未来、今のお金の価値が変わる日が来ることでしょう。

※不動産売却の専門家から一言。家は元来、安住の場所を求めて取得するものです。お金儲けの目的で家を売り買いするのはプロの不動産会社です。一般の方が、周りからそそのかされて儲け目的で家を買ったり売ったりするのはお勧めしません。
特に収益や区分の分野でよくそういう人に出くわしますが、失敗したときは自己責任となりますので呉々もご留意ください。

 

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平山勝男
専門家

平山勝男(不動産コンサルタント)

リフティングパートナー株式会社

不動産業を主軸にリフォーム業とレンタル収納業を併設。「住」にまつわる問題に真摯に取り組むからこそ「この仕事にマニュアルは無い」という信条を持つ。お客さまと「本音の対話」を重ね、何ができるかを模索する。

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