左右差のある聴力は対応もケースバイケース
当店は開店して約2年になります。
新しい店ですが、その分最新の設備そして最新の技術、知識を取り入れていけるよう日々勉強しております。
補聴器に関する情報はあまりに少なく、そしてマトモな販売店も非常に少ない。
当店に来店されるお客様の、およそ半数が他の店で購入した補聴器の相談でいらっしゃいます。
中には買ってまだ1年も経たないにも関わらず、購入した店ではなく私の店を訪れる方もいます。
なぜそうなるのか?
当然、購入した店の対応に満足していないからに他なりません。
ここ小田原市には補聴器の専門店が、当店を含め5店舗あります。
それ以外に、非常に多くのメガネ店が補聴器販売をしています。
私がここで店を開く決断をしたとき、周囲のほとんどは「やめておいたほうがいい」、「もっと別の地域にした方が良いのでは?」
といった反応でした。
しかし、私は長年この業界に身を置いてきて、補聴器の満足度の低さを知っていました。
販売店は数多くあれど、満足のいく販売が出来ている店は一握りしかないことも知っていました。
開店1年目にして、買替えの客が4割!
当店は、開店1年目にして購入客の4割がリピート客。
リピート客と言っても、当然ウチの店で2度目の購入というわけではなく、2度目以降の補聴器購入だった方々という意味。
以前は他の店で購入したが、満足のいく結果を得られず、今回は当店で購入して頂いた。
そんなお客様が40%の比率でした。
顧客ゼロからのスタートであっても当店がやっていけるのは、何も知らない新規のお客様だけでなく、経験者に選んで頂けていることが大きいのです。
本日も、幼少期より難聴の方がいらっしゃいました。
これまで様々な販売店で補聴器を購入してきた、言わば「ベテラン」です。
しかし、聴覚での障がい手帳は持っていませんでした。
測定してみると、明らかに手帳申請に該当しそうです。
しかし、「そんな話は今まで聞いたことがない」・・・・信じられますか?
これが補聴器販売現場の実態なのです。
そして、当店で様々な測定をやりました。
これについても、最近ここまでの測定をしたことがない・・・・このようなコメントを頂きました。
最後にここまでやった記憶は、販売店ではなく大学病院だった、しかも10数年前・・・とのことでした。
もう一度言いますが、この方は直近では1年前にメガネ店で補聴器を購入しています。
これまでも、何台も購入されてきた方です。
それでも、障がい手帳についての助言もなければ、まともな測定もないまま、何年にもわたって売りつけられてきたわけです。
これでは世間の「補聴器に対するイメージ」が良くなるはずもありません。
販売店選びはどうか慎重に、切に願います。