耳穴型補聴器のメリットを再確認
箱型、もしくはポケット型などと呼ばれる補聴器。
最も古くからあるタイプの補聴器です。
重度難聴まで対応できるパワーが魅力です。
小型のラジオのような形状で、イヤホンコードがついており、イヤホンを耳に挿入して使います。
このタイプのメリットは何といっても価格でしょうか?
通常、補聴器は1台10万~50万以上のものまで、高価な器械ですが
箱型補聴器では3~4万円程度のものから用意されています。
そして、操作が簡単で紛失もしにくいことから、身の回りの事をご自身でやる事が困難になってきた高齢者などに適しています。
デメリットは、このタイプの補聴器は昔から技術的に進歩していないものが多く、「アナログ」式のものがほとんどなので、
音質では劣ってしまうことは否めません。
騒音抑制などの機能が昔のままなので、少々雑音が多い印象です。
また、本体に集音マイクがついているためポケット型といいながら、ポケットに入れてしまうと音がこもったり、衣擦れの音を拾ってガサガサしたりする事があります。
ポケット型補聴器で最新式はないのか?
あります。
ポケット型補聴器でも、現代の技術で作られた最新式は存在します。
それがこちら
これは私の古巣パナソニックの、J25Dと呼ばれる補聴器。
従来のアナログポケット型と違い、デジタル補聴器に進化。
両耳で使用でき、片方づつ独立して調整できます。
そしてさらに充電式という手軽さ。
また、ブルートゥースによりTVの音声を直接補聴器に飛ばすことができるので、周囲が騒がしくてもTVの聞こえが大幅に改善します。
デメリットはやはりコードが付いて回るので、絡んだり、引っかかったりなどの取り回しの問題はどうしてもありますね。
操作自体は簡単ですので、紛失が心配だとか、外出がほとんど出来ない方だったりなどにはお勧めです。