知財(特許)をマーケティング/新規事業創出に利用する その1

藤井隆満

藤井隆満

テーマ:新規事業創出

特許を調べたことはありますか?
大きな企業で働く技術者であれば、自分で特許を書いた経験がある方も多いでしょう。

国内で年間にどれくらいの特許が出願されているかご存知ですか?
以下のデータは、特許庁から取得したものです。

毎年約30万件の特許が出願されており、これらのデータは20年以上にわたって蓄積された検索可能なデータベースにあります。最も古い記録は昭和後半から参照可能です。海外のデータを含めると、その数はさらに膨大になります。

特許の内容を大まかに説明すると、以下のようになります。

ここで特に注目してほしいのは、発明の概要、特に解決しようとする課題、手段、効果の部分です。他社の特許を調べることで、その企業が直面している
・課題:問題点(他社のニーズ)
・手段:解決策(他社の考えやコンセプト、ノウハウなどが明らかになります)
・効果:その成果や応用先(他社がどのような製品を目指しているかが推測できます)
といった情報が見えてきます。

これらを熟読し、自社に適用することが望ましいです。
なお、特許の公的な検索サイトがこちらにあります:https://www.j-platpat.inpit.go

次回以降、さらに詳しい説明を加えていきます。

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藤井隆満
専門家

藤井隆満(技術士)

藤井技術士事務所

大手メーカーなどで技術者として研究開発に従事し、新規事業創出の豊富な経験を誇ります。企業の強みをひも解き、R&Dテーマ選定から研究開発、製品化までサポートします。半導体や化学、素材分野などで実績あり。

藤井隆満プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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