知財(特許)をマーケティング/新規事業創出に利用する その6 ~富士フイルムの銀塩写真から化粧品への展開事例~
新規事業のWebセミナーにて社内で提案する際に、以下のような質問がありました。
「新規提案の際に上司に否定され内容にするにはどうしたらいいですか?」
提案の中身の本質的なところが最も重要なのですが、それでも反対されたり否定されたりする場合があります。その際に以下のような観点で再度資料を見直してみると良いと思います。
さて、提案には以下のポイントが入っていると良いと思います。
①会社の方針に合わせた内容
経営方針や中期経営計画などの会社の大きな方針に適していることを伝える。
提案前に自社の経営方針等を読み直して、キーワードになる言葉などを提案に入れてみてはどうでしょうか。
そして、この提案は経営方針に沿って、会社の未来を明るいものとするのですよということをしっかり伝えます。
②自社の強みが活かされていることを強調する
自社の強みが使えるということは、これまで強みを作ってきた上司、役員等々にとっては嬉しいことです。会社の先輩達が作った強み(伝統)をさらに発展させるということを述べます。反対している上司も自身が作った/携わってきたものであれば否定しにくいはずです。
③外圧を利用する
社外の人/市場の意見を入れること。有名な人などの意見などで権威付けするのもよい。
できるだけ波風立てないようにスマートに提案は通したいものですね。
なお、提案書の書き方の一つの例は書籍「技術者の逆襲」に書いてあります。ぜひ参考にしてください。