家計と資産形成に役立つ「シェアリングエコノミー」活用術

平原憲治

平原憲治

テーマ:資産運用

シェアリングエコノミー
子育て世代にとって、家計のやりくりや将来の資産形成は重要なテーマです。
そんな中で注目を集めているのが「シェアリングエコノミー」。
耳慣れない言葉かもしれませんが、実は私たちの生活の中で自然と取り入れられており、家計の節約や資産活用においても大きな可能性を秘めています。

本コラムでは、シェアリングエコノミー について分かりやすく解説します。

シェアリングエコノミーとは何か?

「シェアリングエコノミー(Sharing Economy)」とは、自分が保有するモノ・空間・スキル・時間などの資産を他人と共有・交換することで、経済的価値を生み出す新しい経済モデルです。

私たちの身近では、以下のようなサービスが存在します。

  • 移動手段のシェア:Uber、タイムズカーなど
  • 住まいのシェア:Airbnbなど
  • スキルのシェア:ランサーズ、ココナラ、タイムチケットなど
  • モノのシェア:メルカリやジモティといった個人売買や、ラクサス(ブランドバッグレンタル)、エアークローゼット(洋服レンタル)など


これらを賢く活用することで、「所有しない暮らし」を実現し、支出の抑制や副収入の創出につなげることが可能です。

家計の節約だけじゃない!資産形成にも効果的な理由

シェアリングエコノミーを活用することで、家計改善と資産形成の両面に好影響をもたらします。以下のような理由が挙げられます。

固定費の見直しができる
例えば、自家用車を手放してカーシェアに切り替えた場合、車検代・自動車税・保険料・ガソリン代などの維持費が大幅に削減できます。
同様に、使用頻度が低い家電や家具をレンタルで済ませることで、初期費用を抑えることが可能です。
※交通の便が良いエリアの方は自動車を持つ持たないでかなり固定費が変わってきます。

不要な資産が「副収入」に変わる
「使わないけど捨てられない」モノや空間を他人に貸し出すことで収益を得られます。
たとえば、使わなくなった子供のおもちゃをメルカリなどで売却する、空き部屋を民泊で貸す、使っていない車をカーシェアに登録する、といった方法が挙げられます。

実際、シェアリングエコノミー協会のデータによると、2024年時点でシェアリングエコノミーの市場規模は約3.1兆円に達しており、今後も拡大が見込まれています。

※出典:シェアリングエコノミー協会 シェアリングエコノミー関連調査2024年度調査結果(市場規模

所有コストからの解放で資産形成が加速する
「所有すること」には、劣化・修繕・保険・管理といった見えないコストが伴います。
必要な時だけ借りるスタイルに切り替えることで、それらの費用を節約でき、浮いた資金を貯蓄や投資などに回せるようになります。

子育て世代がシェアリングエコノミーを取り入れるメリット

特に子育て世代には、次のような具体的なメリットがあります。

  • 育児用品の短期利用に最適:ベビーベッドやベビーカーなど、短期間しか使わない育児用品はレンタルで十分。必要がなくなったら貸し出して副収入にすることも。メルカリなどで安く仕入れて、使う時期が終わったらまた売却するというのもコストが抑えられます。
  • 教育や学習の多様化:オンライン家庭教師やプログラミング講師など、専門スキルをシェアして、質の高い教育を手頃な価格で受けられます。(あなたのスキルを活かして副収入を得る事も可能です。)
  • 旅行や帰省費用の最適化:民泊やカーシェアを活用で、宿泊費・交通費を抑え、気軽に帰省や旅行がしやすくなります。


続きを見てみる → シェアリングエコノミーにも注意点はある

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

平原憲治プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

平原憲治
専門家

平原憲治(ファイナンシャルプランナー)

FPrep株式会社

お客さまの考え方やライフプランに合わせて「家計改善」「銀行」「保険」「証券」「各種制度の利用」など幅広くアドバイス。資産を増やす「攻め」の部分と、何かあった時の「守り」の部分、両方をお伝えします

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

顧客の性格に合わせた提案が得意なファイナンシャルプランナー

平原憲治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼