そこに書いたこと、共有していますか?

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



終活を始めるなら、
まずエンディングノートの作成と
思われている方も多いかと思います。
エンディングノートとは、
自分が空に旅立った後のことを想定して、
自分の希望や情報をまとめておくノートですね。
家族へのメッセージや葬儀の希望、
財産のことなどを書き留めることができますが、
遺言書のように法的拘束力はありませんが、
残された家族の負担を軽減し、
自分の想いを伝える手段として有効と言われています。

しかしです・・・。
ご自身が旅立った後でしか、
ご家族が、
エンディングノートを書いてあることを
知らないケースも多いのです。
このような場合・・・残念ながら、
折角、書き記したことが実行されることは
私のこれまでの経験上、あまりありません。
何故なら、ご家族は、初めて経験する
目の前の『コト』をするのに精いっぱいで、
それには期限があったりと、
考える間もなくやっていかないといけないからです。
それに、ご家族にも、
それそれの想いや事情というものがありますよね。

エンディングノートを書くことは
ご自身の想いや考えを整理が出来て
とても良いことだと思います。
でも書いただけでは、
ご自分のお気持ちは整理できても
ご家族には届きません。
なので、
その内容をご家族にも共有することも大切。
エンディングノートに書いてあることを
実行してやれなかった・・・と
残されたご家族の心に残らないように、
書いた内容も伝えおくことをおススメします。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼