縦型リュックのイライラ解消しました
トイレで転びそうになって、とっさにタオルを掴んだAさん。
しかし・・・スルッとタオル掛けから取れたタオルと一緒に転んで、
幸い打撲ですんだようですが、便器で顔面を打って、痛々しいお顔に・・・。
以前にも、廊下の手すりにタオルを干していたBさんが、
転びそうになって、そのタオルを掴んで、
Aさんと同じようにタオルを掴んだまま転倒し、
肩を骨折されたことがありました。
私は、トイレや洗面、キッチンの流し台のタオル掛けは、
掛ける時には少し面倒ですが、物干し竿のように、
バーが取り外せるタイプのタオル掛けに
輪に縫ったタオルを掛けて使っています。
こうすることで、完全ではないにしても、
転倒しそうになって咄嗟にタオルを掴んでも
掴んだタオルと一緒に勢いよく転ばないで、
ワンクッションくらいにはなるだろうと考えたからなのです。
それにタオルを輪にすると、使ったらクルッと回せば、
次に使う人も湿ったような感触もなく、
心地よく使えるので案外よいのです。
高齢になると全身の機能が低下していくので、
身を守るための反応が遅れがちになってしまいます。
その結果、大怪我をしてしまうということも少なくありません。
転びそうになった時に、とっさに掴んだものが、
簡単に動いてしまうようなモノでは支えにはなりません。
なんどもお伝えはしていますが、
手すりには洗濯物などを干さない、
キャスタ付きの家具は良く通る通路に置かない
などといった転倒の予防対策に加えて、
直ぐには難しいかもれませんが、
今回ご紹介したタオルを輪にして使うことも、
機会があれば取り入れてみて下さい。