「夏じまいでモノの整理!」|衣替えと一緒にスッキリ暮らす秋支度(2025年版)

トイレで転びそうになって、とっさにタオルを掴んだAさん。
しかし・・・スルッとタオル掛けから取れたタオルと一緒に転んで、
幸い打撲ですんだようですが、便器で顔面を打って、痛々しいお顔に・・・。
以前にも、廊下の手すりにタオルを干していたBさんが、
転びそうになって、そのタオルを掴んで、
Aさんと同じようにタオルを掴んだまま転倒し、
肩を骨折されたことがありました。
私は、トイレや洗面、キッチンの流し台のタオル掛けは、
掛ける時には少し面倒ですが、物干し竿のように、
バーが取り外せるタイプのタオル掛けに
輪に縫ったタオルを掛けて使っています。
こうすることで、完全ではないにしても、
転倒しそうになって咄嗟にタオルを掴んでも
掴んだタオルと一緒に勢いよく転ばないで、
ワンクッションくらいにはなるだろうと考えたからなのです。
それにタオルを輪にすると、使ったらクルッと回せば、
次に使う人も湿ったような感触もなく、
心地よく使えるので案外よいのです。
高齢になると全身の機能が低下していくので、
身を守るための反応が遅れがちになってしまいます。
その結果、大怪我をしてしまうということも少なくありません。
転びそうになった時に、とっさに掴んだものが、
簡単に動いてしまうようなモノでは支えにはなりません。
なんどもお伝えはしていますが、
手すりには洗濯物などを干さない、
キャスタ付きの家具は良く通る通路に置かない
などといった転倒の予防対策に加えて、
直ぐには難しいかもれませんが、
今回ご紹介したタオルを輪にして使うことも、
機会があれば取り入れてみて下さい。



