冬を安全に

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



ついつい「寒い」と口から出る季節になりました。
暖房機器もお部屋に出して使わないと朝晩は冷えますね。
電気で動かすことが多い暖房機器、
コードがお部屋を横たわっていませんか?
ひかかって転倒しないように、コードは壁に沿わすか、
良く通る動線上にははわせない用にしましょう。
また、コタツ布団は内側に織り込むなど、
通り道に広がらないような工夫をして下さい。

しかし、物価高騰で、なんでも値上がりしているこの頃、
そのために暖房費も少しでも節約をと、
沢山着こんで寒さをしのいでいませんか?
厚着をすると、身体の表面は温まりますが、体の中からは温まりません。
身体に備わっている熱を生み出す力を弱め自律神経が上手く働かなくなって
体温調節ができなくなるといったことになる可能性もあります。
また、ただでさえ寒さで筋肉がこわばり動きにくくなっているのに、
沢山着た服の厚みで体をうまく動かせなくなり、
転倒などを含む事故につながる可能性があります。

血流の多い血管が皮膚の近くを流れている、
首、手首、足首といった3つの首と、
副交感神経の中枢が位置するお腹や腰回りを温め、
全身に温かい血が流れるようにしたり、
肌に触れる1枚目として機能性インナーを着るなどの
温めたいところをしっかり保温する「正しい重ね着」で
沢山、重ね着をしなくても効果的に寒さや冷えの対策をして、
体が楽に動くようにしましょう。
その対策と一緒に、冬物の洋服や下着の見直しをして、
長く着ることのなかったモノや、サイズが合わなくなったモノなどを
処分される機会にされてみてはどうですか?
転倒予防も兼ねた寒さ対策をして、
体も心も軽く、アクティブに寒い冬を乗り越えて下さい。

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Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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