立ち位置を変えずに開閉できるドア
空へ旅立たれた連れ合いさんが、
残していったモノが捨てられないと
涙ながらに仰る方は、
これまでに何人もいらっしゃました。
子には、
いつまでも持ってないで、
さっさと処分しないと!と
叱られるけれど、
捨てられないのだそうです。
これまで、苦楽を共にしてきた
連れ合いさんのモノには、
沢山の思い出が、
くっついているのですから、
当たり前といえば当たり前ですよね。
お気持ちは良くわかります。
お子さんも、きっと、
いつまでも悲しみの中にいるのを
見ているのがお辛いのでしょう。
前向きな気持ちで、
元気に過ごして欲しいという思いから、
親子であるがゆえに
キツイ口調になってしまうのだと思います。
いずれは、処分しないといけない
ということは、
ご本人も良くわかってらっしゃるのですよね?
だったら、逆転の発想をしてみてはいかがでしょう。
『捨てる』、『処分する』というのではなく、
『どれを残すか』という考えに切り替えるのです。
そう思って、残していったモノの仕分けをすると、
気持ちが楽になりませんか?
そうして、本当に大切なモノを選び取りましょう。