キッチンの収納

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



キッチンの調理台やコンロ、
シンク(流し台)下の収納スペースは、
引出し式が主流になってきました。
引出し式だと奥のモノも見渡せて、
上から物を取り出せるので、
モノの出し入れがしやすくていいですね。
しかし、背の高い物が収まりづらい、
重いモノの収納には向いていなかったりと
内側の寸法や耐荷重にあったものを
収納をする必要があります。
それに誰かと並んで調理をしている時などに
引出しを開けるのには、
大きく移動をしてもらわないといけない
といったようなこともあります。

一方、昔ながらの開き戸(観音開き)は、
内部空間をフルに活用できるので、
同じスペースだと引出しに比べ収納の量は多く、
様々なサイズの収納物が収納できますが、
中の収納物の把握がしづらく乱雑になりやすい、
奥に置いてあるものの出し入れが難しく、
位置や高さによっては屈んだりする必要もでてきます。

引出し式、開き戸、
どちらもメリット、デメリットがあります。
場所によって組み合わせてみるのも
良いかもしれませんね。
例えば、シンク(流し台)の下は、
オープンにしてみるのもおススメです。
キャスター付きのごみ箱を並べたり、
ワゴン収納など、楽に稼働できる収納を置いて
必要に応じて出し入れできるようにすると、
腰や膝が痛むときなどは、
そこに椅子を置けば座って作業が出来て楽ですね。
調理台のしたには、
小物収納の小分けがし易い引出し式、
コンロの下には、
大きなお鍋やフライパンも出し入れしやすい
開き戸(観音開き)にするなど、
ご自身が、どこで、どのように作業して、
そこに何を収納したら、
スムーズ作業がに行えるかを考えて、
収納を選んでみられてはいかがでしょう。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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