寒い住宅の転倒のリスク

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



朝晩、冷え込むようになりました。
自分の家の中は寒いと感じていませんか?
WHO(世界保健機構)が「住まいと健康に関するガイドライン」では、
室温は、寒さによる健康被害から居住者を守るために
『 寒い季節に安全な温度として18℃以上を提案する。』
と強く勧告しています。
寒い住宅は、血圧上昇、循環器系の疾患など、
様々な健康リスクがあると言われています。
また、~断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)~では、
就寝前の居間の室温が12℃未満の家では、
18度以上の家と比較すると、
過活動膀胱症状である人の割合が1.6倍となっています。
これによって、夜間に暗い中でトイレに行く回数も増え、
暗い中トイレに行く途中で転倒といったリスクも高くなります。
就寝前の居間の室温を18℃以上することとあわせて、
夜間にトイレに安全に行くために
トイレまでの経路に足元灯をつける、
蓄光テープを貼るなどして転倒の予防対策をして下さい。
多くの方は、住環境に対する関心は低く、
後回しにしてしまうことが多いですが、
早いうちに見直して、
健康に及ぼすリスクを軽減して下さい。




シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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