NHK 「ステラnet」に掲載されました
先日、これから、
ヘルパーさんが自宅に入るということで、
お家の中の片づけをさせていただきました。
ご本人と若いケアマネージャーさんと
一緒に作業をしていたのですが、
3時間くらい過ぎたころ、
ご本人の姿が片づけの現場から消えたのです。
探してみると物陰で、
スースーと寝息を立てて寝ておられました。
80歳オーバーのご本人さん、
体力も気力も長くは続きません。
お疲れになったのでしょう。
私は、高齢の方が、
一度に出来る作業は、
2~3時間が限度かなと思っています。
が、体力も気力もある若い世代は、
1日でなんとか片づけを終わらせたいと
朝から晩まで、あれもこれもと、
一度にしようと思ってしまいます。
家の中が散らかってしまうのには、
年を重ねることによって、
体力も気力も若いころのようにはいかない
というのも要因なのです。
なのに丸一日の作業は負担が大きいのです。
ご本人のためを思ってのことですが、
そこを考えて差し上げないと、
片づけることが余計に嫌になってしまいます。
体力・気力のある者のモノサシでなく、
ご本人の心身の状態をみて、
片づけのプランを立てることが大切です。
ご本人が疲れて片づけの蚊帳の外にいて、
出来るものが、自分の価値観で、
片づけをしたところで、
どこに何があるのかが分からず、
リバウンドしてしまいますものね・・・。
とはいっても、
そんな悠長なことは言ってられないくらい
急な片づけが必要なことも多いのが現実なのです。
高齢の方も日頃から少しずつ片づけることも
今後のご自分のためにしておかれることも大切ですよ。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living