先を見据えての備え
友人から相談がありました。
その内容は、
お母さまが、生前整理を始めて、
徐々に家の中の物を減らし始めたのは嬉しいのだけれど、
ベッドの下に、通帳や印鑑、登記簿といった貴重品を
箱に入れて無造作に置いてあるので、
「これ危なくない?」と聞いたら、
どこかで受けたセミナーで、
『貴重品は、まとめて風呂敷にでも包んで
ベットの下でも置いておいたらいい』
と教えてもらったって言うんだけど、
本当にそうなの?物騒で心配なんだけど・・・
といったことでした。
どこで、どのようなセミナーを受けられたのかは分かりませんが、
私は、そうしたらいいとは言えません。
百歩譲って・・・
お母さまがお一人で再期まで自立した生活を続けられ、
家も万全のセキュリティがしてあるのなら、
それもアリなのかもしれません。
けれど、健康寿命と平均寿命には約10年の差があって、
その10年間は、何かしらの介護を受ける方が多いのです。
家族が全ての介護が出来ればよいですが、
それでは、負担がかかり大変です。
となると、訪問介護サービスなどを受けることになって、
家の中に家族以外の人が入ることになるので、
ホームヘルパーさんの為にもご自身のためにも、
無用なトラブルを防ぐために
金庫や鍵のかかる引き出しに閉まっておく事をおすすめします。
そこで、忘れてはいけないのが、
家族に貴重品と鍵の置き場所を伝えておき、
何かのときには、家族がすぐに取り出せるようにしておくことです。
例えば、急に倒れて入院ということなったけれど、
通帳や銀行印がみつからず、高額医療費の支払い、
保険を請求したいけど出来ない、
退院後の住環境を整えるためのお金に家族が困ってしまう、
などというケースが多くみられるからです。
なんにせよ、言えることは、
家族間のコミュニケーションを深めて
情報を共有しておくことが一番です。
他にもお金に纏わるトラブルは色々とありますが、
それは、またの機会に。
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