バタバタで切ない年の瀬
自転車の前と後ろに荷物を沢山積んで、
元気よく自転車で走る80歳の女性。
荷物の中身は、掃除の七つ道具。
街を綺麗にしたいと約10年間、毎日、
ボランティアで掃除をしてるのだそう。
「最近、物忘れが多くて・・・。
歳をとるとダメねぇ・・・。」
とご本には仰っていたけれど、
シャンと姿勢よく立って、
動きもシャキシャキしていて、
とても、80歳とは思えない。
10年前と比べると、
お掃除出来る範囲も狭くなったそうだけれど、
それでも、毎日、
ボランティアをされているのには、頭が下がる。
主に通学路をお掃除されているそうで、
自転車には、子供を喜ばせるための
パペットも入っていて、
グズっているお子さんをあやしたりもするそう。
「ありがとう!」
と言って欲しいわけでなくて、
自分が人の役に立っていることや、
人の笑顔が嬉しくて、
これまで続けてこられたと
笑ってサラッとおっしゃっる。
やはり、遣り甲斐とか生き甲斐とか、
何かそういった事を持っていると、
歳を重ねてもキラキラと輝いていられるんだと思った。
それから、ちょっと面白いことも教えてくれた。
面白いと表現するのは不適切かもしれないが、
同じボランティア同士でも、
ライバル意識というものが存在していて、
たまには競ったりもするそう。
それが無理になるのはいけないけれど、
こういう刺激(?)も少しはあった方がいいのかな?
私も幾つになっても
キラキラと等身大で輝いていたいので、
この方を見習わないといけない。
シニア世代の心身の特性に配慮した・comfy living