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9月19,20日の二日間、大和商工会議所にて、綾瀬市商工会、座間市商工会、大和商工会議所共同主催のISO9001内部監査員養成セミナーが実施され、講師を務めました。今年は11名の受講生が参加され、トピックスとして紅麹サプリメントの健康被害の問題とISO9001の関連を解説しましたが、「座学だけでなく、グループワーク演習等があってよかった」、「業務や社内活動に活かし、理解して取り組み、提案や是正の意見を出して、より良くしていきたい」など前向きのコメントをいただきました。
本セミナーでは、ISO9001規格の要求事項の理解、内部監査の意義や進め方を、受講生参加型で演習により実践し習得できるよう工夫しています。
ポイントは:
・「顧客重視」が最も重要で、これは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)のQCD3要素に分解できる。
・変化の激しい現代、積極的に技術の進歩、取引先・顧客の変化などによるリスクや機会をとらえて対応する。
・事業の業務をインプット、プロセス、アウトプットとして全体を俯瞰してとらえ、担当するひとのスキルや設備、マニュアルなど関係する各要素について目配りし質を維持する。
・PDCA(Plan・計画、Do・実行、Check・評価、Action・改善)のサイクルを回して、改善を継続し高度化・進歩していく。
・外部機関による審査ではアドバイスやコンサルティングはできないが、内部監査は、事業内容や業務に詳しい社員が担当し、改善事項の発見、良い点や工夫の社内展開が可能。
ISO9001の認証は受けているが、維持のためにかけている費用に対し効果が出ているかあやしい、内部監査に毎年人手をかけるなら改善につながるようにできないか、などお悩みの事業者様は、ISO9001審査員の資格を持つ当所へご相談ください。
また、最新版の規格ISO9001:2015から9年が経過し改訂作業が進行中で、2025年10月~2026年に改訂される見込みです。
改訂に伴い、社内規程類の見直しなどが必要となりますが、自社の事業規模・業務に見合った内容・費用で対応したい事業者様はご相談ください。