使うと危険?柑橘系の精油!?
【はじめに】
医療関係者はじめ、このウイルスから私たちを守るために日夜働いてくださっている皆様に心から感謝申し上げます。また、このウイルスとの戦いを続けておられる皆様に心から敬意を表します。
そして、このウイルスを含め、あらゆる病ゆえに愛する家族や友人を失われた方々の悲しみが少しずつ、少しずつ癒されるよう強く願っています。
【新型コロナウイルスと戦うためのモチベーションを保つために】
このコラムは新型コロナウイルスにどんな精油が効くか、という内容は一切含まれていません。
ご理解いただければ幸いです。
当然ですが、精油がこのウイルスにどれほどの効果があるか、わかりません。
感染予防に関して現時点ではっきり分かるのは、①手洗い・うがいが重要である。②外出は必要最低限にとどめる。③人との距離を2mほど取る(ソーシャルディスタンシング)。これらが効果的であるということです。
とはいえ、手洗いうがいはともかく、その他の事柄を徹底的に行うためにはかなりの努力が求められるかもしれません。
個々の状況も違えば、負っている責任も違います。徹底的にこれらを行うためには失うものが大きすぎるという場合もあるでしょう。もちろん、これらをどこまで徹底するかは個人個人が判断しなければなりません。
ある報道では、「今の状況は、戦争のようなものだ」と述べられています。
確かに、事の重大性を鑑みるに、戦時と共通している点も多くあります。
とはいえ、戦時とは根本的に違う点があります。
それは、戦いの動機です。
戦時にはただひたすら我慢し、終わるまでひたすら耐える必要があります。その動機は得てして、敵となる人や国への憎しみが多くを占めます。
ですが、この戦いは憎しみがモチベーションとなる戦いではありません。
COVID-19との戦いは“私たちがどこまで優しくなれるか”が問われる戦いです。
手洗いうがいも、必要最低限の外出にとどめるのも、人との距離を2m取るのも自分を守るためでもありますが、他の人への感染のリスクを減らすためです。
感染のリスクが減ると言うことは、家族を守ることになります。
医療の現場で働く方々の負担を減らすことになります。
持病や、高齢であるなどのリスクを負っている方を守ることになります。
他者への優しさが動機となって先述の感染予防が行われる時、この戦いの勝利へ一歩ずつ近づくのです。
もちろん、優しさにも限界があります。優しくなるが故に自分や家族の身を滅ぼしてしまっては元も子もありません。
とはいえ、他者のことを思い、優しくなることで、自分の不自由を受け入れることができます。
私たちは、どこまで優しくなれるでしょうか?
COVID-19に効果のある薬が使われるようになり、ワクチンが開発され、このウイルスが怖いものではなくなった時、私たちは今以上に優しくなっているでしょうか?
アロマテラピーでこのウイルスに直接勝利を収めることはできません。
でも、人が優しくなるための一助としてアロマテラピー用いていただけるなら、これほど幸せなことはありません。
【精油の使い方】
【ストレスを感じる時】
お勧めの精油:フランキンセンス、スイートオレンジ、ミルラあるいはお好きな香りの精油。
お勧めの使い方:手首に一滴落とし両手首で擦り合わせ、両手で鼻を覆い、ゆっくりと鼻から深呼吸する。
スイートオレンジ、マンダリンを除く柑橘系の精油を使用した場合は、数時間の間、精油がついた部分が日光に当たらないように注意してください。