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筆の寿命と筆供養

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2017年10月22日



こんにちは。丸亀四宮石材の四ノ宮です。
先日、丸亀市の山北八幡神社にて大西きくゑ先生主催の筆供養が行われました。

天気予報は雨模様でしたが、お焚き上げの際は、ぴたっと雨は上がり、今年も無事ご供養できました。




上記のふで塚の後ろに、お焚き上げした筆の灰を納めます。
この石は加工もせず自然そのものの形ですが、筆の形にみえませんか?

では、筆の寿命ってどのくらいなのでしょうか。
一括りに筆といっても実は、筆の材質や用途によって全く違います。




上記の筆は、ここ何年私が愛用している筆ですが、鋒(ほう)の部分(毛の部分)だけ見ても全く色が違います。
左側は動物のミンクの毛だけを使用した筆で、右は羊などの複数の毛をミックスした筆です。

ただ羊といっても中国のヤギの一種で皆さんが想像する羊とは別物です。。。
値段は、上の写真だけで言うと左の筆の方が高価です。

では、高い筆の方がうまく書けるかというとそうでもないです。
書道される方は紙の大きさや、文字の種類や大きさなどによって筆を使い分けます。

ちなみに私は、左の筆は半切のかなを書く際に使用し、右の筆は2×6の紙(縦60㎝横180㎝くらい)の作品を書く際に使っています。

右の筆は仿古堂(ほうこどう)さんというメーカーの筆ですが、私にとっては非常に書きやすく、拙い私を筆が助けてくれるような感じがします。また筆管が紫色というのがテンションを上げてくれます。

話は逸れましたが、では筆の寿命はというと、一般的に羊毛の方が長年使えると言われています。
羊毛にもピンからキリまでありますが、羊毛筆は最初は筆のコシがあまりない為、初心者には書きにくいかと思いますが、墨に含まれる膠(にかわ)という成分によって、コシが出たりして書きやすくなると言われています。
つまり長年かけて自分好みの筆にカスタマイズしていく感じでしょうか。

それとは対照的にイタチなどの毛は消耗が早いと言われています。
イタチ毛の小筆などは消耗品のような感じで、命毛という筆の先の毛が痛めば交換の時期です。
太筆の場合は筆が割れてしまっても、大きな作品の中ではかすれに味わいがでると言われていますが、それは上手な方の場合で私にはその技量はありません。。。筆の毛が3つに割れてしまうと私にはお手上げです。。。。

勿論、お手入れや使用頻度によって寿命は違ってきますが、大切なことは、その使用済みの筆の行き先です。
消耗品だからゴミの日に捨ててしまう事は、私は論外だと思います。

筆は武士の刀と同じで、書家の先生にとっても下手な私にとっても宝です。
ある書家の先生が、「今この筆を切ったら血が噴き出すよ」といったそうですが、もはや体の一部だと思います。

ですから、使用済みの筆は各地で筆供養が行われていますので、そこに持って行ってほしいです。
そこでご供養することによって改めて「書ける喜び」を実感できると思います。

来年も10月中頃、山北八幡神社にて筆塚まつりは行われますので、是非皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

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