省エネ基準義務化と屋根工事の完全ガイド ー2025年に知っておくべき7つのポイント

こんにちは。盛岡市で屋根工事を専門にしている瀧澤屋根工業です。
10月も中旬になりました。盛岡の初雪は、気象庁・盛岡地方気象台の平年値で11月9日です(1991〜2020年の平均)。昨年は11月7日でした。今日からちょうど4週間ほどしかありません。
この時期、毎年のように次のお電話をいただきます。
- 「雪が降る前に、屋根を何とかしたいのですが、間に合いますか?」
- 「雨漏りが気になるけど、冬を越してから考えてもいいですか?」
- 「塗装を頼んだけど、寒くなってきて工事が延びています」
この記事では、盛岡の屋根屋として「今から間に合う工事」「春に回してよい工事」「今すぐやるべきこと」を、先に線を引いてお話しします。
10月は「屋根工事の最後の山場」です
まず結論から書きます。
- 今月中に着手できる工事なら、冬前に間に合うことが多い
- 11月に入ると、工事の種類によっては「春まで待つほうがいい」ものが増える
- どの工事でも、雪が積もる前の応急処置と点検だけは今月中にやっておくのが安心
理由は、岩手の気候にあります。
なぜ10月が山場なのか
屋根工事、とくに塗装は、気温と湿度で施工できるかどうかが決まります。
- 気温が5℃以下、湿度が85%以上のときは、塗装は施工できない
- 盛岡で屋根塗装が現実的にできる期間は、4月下旬から10月ごろまで
- 朝晩の冷え込みが強くなると、日中に塗料が乾ききらない日が増える
塗装が乾かないまま夜に凍ると、塗膜がうまくできません。見た目はきれいでも、数年で剥がれてくる原因になります。
一方、葺き替えやカバー工法のような板金・屋根材を張る工事は、塗装ほど気温の制約は受けません。ただし、雪と凍結の影響は別にあります。
- 屋根の上が凍って滑る朝は、職人の安全のため作業を始められない
- 雪が積もると、屋根の雪を下ろすところから始めないといけない
- 雪が降った日は、その日の工事が止まる
つまり、冬の工事は「できなくはないけれど、日数が読めなくなる」のです。
今から間に合う工事、春に回してよい工事
先に線を引いておきます。工事ごとに整理すると、次のとおりです。
今月中に動けば間に合うことが多いもの
- 雨漏りの原因調査と部分補修(棟板金、谷板金、取り合いの補修など)
- 棟板金のめくれ・釘の浮きの補修
- 雪止め金具の取り付け(落雪の心配がある家は、積もる前が絶対条件です)
- 雨どいの詰まり掃除、外れかけの補修
着手するなら10月中がおすすめ、天気しだいで春に回すもの
- カバー工法
- 葺き替え工事
- 屋根塗装
カバー工法や葺き替えは、冬でも施工できる屋根屋はあります。ただ、先ほどお話ししたとおり、天気で工程が大きく動きます。急いで冬に始めて雨漏りの状態で屋根を開けるより、応急処置をして春に計画的に進めたほうがよいケースも多いです。
屋根塗装は、今から寒さが増すなかで頼むと、乾燥不良のリスクが上がります。「今年はもう無理かもしれません」とはっきり伝えてくれる業者のほうが、信頼できると私は思っています。
岩手・盛岡ならではの事情:冬は「見えない傷」が進みます
屋根の傷みは、冬のあいだに進みます。
- 屋根材の隙間に入った水が凍って膨らみ、とけてまた縮む(凍結融解)
- 軒先にできた氷が水をせき止めて、屋根の内側へ回す(すが漏れ)
- 雪の重みで、緩んでいた棟板金や雪止めが一気に動く
秋の時点で「ちょっと気になる」という程度の傷みが、春の雪解けで「天井にシミが出た」に変わる。矢巾町、花巻市、奥州市でも、盛岡と同じ流れの相談を毎年のようにいただきます。
雨漏りは、屋根に積もった雪がとけたときに表に出てくることが多いです。冬を越してから気づいたときには、野地板(屋根の下地の板)まで傷んでいる場合があります。これは葺き替えが必要になる分かれ道です。
この時期にご自分でできる点検(屋根に上がらなくて大丈夫です)
屋根には上がらないでください。落ちたら大けがになります。地上と2階の窓からで十分です。
- 2階の窓から、屋根の先端(軒先)の屋根材がめくれたり欠けたりしていないか見る
- 地上から、棟(屋根のてっぺんの金属)が浮いていたり、波打っていないか見る
- 雨どいに落ち葉や土が詰まっていないか、外れかけていないか見る
- 天井や壁に、うすいシミ・カビ・においがないか見る
- 雪止めが付いているか(ない家は落雪で隣家や車に当たるおそれがあります)
スマホの望遠で撮っておくと、あとで業者に見せられます。写真があれば、LINEで送っていただくだけでも、おおよその状態は見当がつきます。
お金の話を、そのまま書きます
2026年10月時点の費用感です(30坪前後・当社の実感値、立地や屋根の状態で変わります)。
- 屋根塗装:45万〜60万円(シリコン系の場合)
- カバー工法:70万〜150万円
- 葺き替え:90万〜130万円(スレートからガルバリウム鋼板の場合)
そして、材料の値上げが続いています。2026年8月時点の当社の実感では、次のとおりです。
- ルーフィング(屋根材の下に敷く防水シート):45%前後アップ
- 金属屋根材:全体で20%前後アップ
- 雨どい(塩ビ系):20%前後アップ
今後さらに上がるのかどうかは、私にもはっきりしたことは言えません。ただ、「春まで待てば安くなる」とは、今の情勢では言えません。
だからこそおすすめしているのは、次の順番です。
- 今月:現地調査を受けて、屋根の状態をはっきりさせる
- 今月:雨漏りや棟板金など、冬に悪化しやすいところだけ先に補修する
- 冬のあいだ:見積もりを比べて、工法をじっくり選ぶ
- 春(4月下旬〜):計画的に本工事
調査と見積もりは、冬のあいだにいくらでもできます。急ぐのは「応急処置」と「点検」です。
ここだけは気をつけてほしいこと
- 「今月中に契約しないと冬は工事できません」と急がせる業者には注意してください。工事の時期は、屋根の状態と工法で決まります
- 築20年以上のスレート屋根は、塗れない屋根材の場合があります。塗装で決める前に、屋根材の種類を確認してください
- 「冬は安くなります」と言う業者にも注意してください。工事の質が落ちるような条件では、値引きの意味がありません
- 見積書は、工事の内容と範囲が書かれているか、必ず見てください
- 応急処置のブルーシートは、風で飛ぶことがあります。固定の仕方まで聞いてください
まとめ
- 盛岡の初雪は、平年値で11月9日。今日から4週間ほどです
- 10月は「屋根工事の最後の山場」。ただし、全部を今月中にやる必要はありません
- 今月やるべきことは、点検と応急処置、そして現地調査
- カバー工法・葺き替えは、冬の天候と工程を考えて、春に計画的に進める選択もあります
- 材料の値上げは続いています。「待てば安くなる」とは言えません
どの工事が今の屋根に合っているのかは、屋根の状態を見ないと決められません。当社は塗装専門でも、営業会社でもなく、屋根を専門に扱っています。瓦も板金も両方できますので、特定の工法にお誘いすることはありません。
築年数と屋根材から、今後30年でどれくらいの費用がかかるかを試算できるページも用意しています。
30年費用シミュレーション
写真を送っていただくだけのLINE見積もり(最短即日返信)もお受けしています。お電話は 019-656-8345 です。
当社では現地調査・ご相談は無料で対応しております。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
瀧澤屋根工業 代表のタキサワでした。
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天窓屋
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