フランス産の瓦屋根の魅力と工事代金の目安

岩手県では、雪による瓦の割れや、軽量で施工がしやすいという理由から、長らく板金屋根が主流としてきました。板金屋根は、初期費用が抑えられ、短期間で工事が完了する点で人気があります。しかし、実はその板金屋根には見過ごしがちな大きな問題があります。それは、定期的な塗り替え工事が必要なため、長い目で見るとランニングコストが嵩み、結果的には瓦屋根とほとんど差がなくなってしまうという点です。さらに、板金屋根は断熱性能が低く、夏は暑く、冬は寒いという問題も抱えています。
一方、瓦屋根は、初期費用は板金屋根の約2倍程度と高くなりますが、塗装の必要がなく、耐久性や断熱性能に優れているため、長期的に見れば非常に経済的で安心な選択肢です。また、積水ハウス、大和ハウス、住友林業といった大手ハウスメーカーの展示場では、必ずといっても瓦屋根が採用されていることから、その信頼性は十分に証明されています。
さらに、岩手県内で瓦屋根を確実に施工できる屋根工事業者はごくわずかです。私は、岩手県で瓦屋根に関する豊富な知識と経験を持つ数少ない専門家として、これまで多くのお客様に最適なご提案をしてまいりました。ここでは、板金屋根の問題点と瓦屋根の魅力、そして瓦屋根採用時の注意点について、専門家の立場から詳しく解説いたします。
1.岩手県における屋根の現状と板金屋根の問題点
岩手県では、地震に強い軽量な板金屋根が多く採用されています。板金屋根は、初期工事費用が安く、現場での作業が容易なため、手早く工事を完了できるというメリットがあります。しかし、板金屋根は金属製であるため、風雨や紫外線の影響を受けやすく、塗装が劣化していくという短所があります。
具体的には、板金屋根は数年おきに塗装工事を行わなければ、防水性能が低下し、雨漏りや内部の腐食が進む可能性があります。この再塗装工事は、一回あたり数十万円の費用がかかることが一般的です。たとえば、約10年ごとに塗り替えを実施すると、10年後には再塗装費用が積み重なり、長期間にわたる維持費用は、初期投資の安さが相殺されるどころか、結果的に瓦屋根とほぼ同じコストになってしまう場合があるのです。
また、板金屋根は熱を吸収しやすいため、夏場は屋根からの熱が室内に伝わり、冷房費が嵩むという点も見逃せません。冬場も、外気の冷たさが直接伝わりやすいので、暖房費がかかるなど、断熱性能の低さが住まいの快適性に大きな影響を与えています。
2.瓦屋根の魅力~耐久性、断熱性、そして長期的な経済性
瓦屋根は、初期費用が板金屋根の約2倍程度と高めに感じられるかもしれません。しかし、瓦屋根は粘土やセメントといった自然素材を用いて作られているため、耐候性や耐火性に非常に優れています。これにより、塗装の必要がなく、長期にわたって美しい状態を維持することができます。
【耐久性】
瓦屋根の耐用年数は、一般に80年から100年とされ、場合によっては100年以上も使い続けられることがあります。これに対し、板金屋根は数年ごとの塗り替えが必要で、耐用年数を延ばすための定期工事が欠かせません。長い目で見れば、初期投資が高くても、維持管理費用が少ない瓦屋根は、結果的に経済的な選択となるのです。
【断熱性能】
瓦は素材自体が熱伝導率の低い粘土やセメントでできているため、夏は屋根が熱くなりにくく、室内に熱が伝わりにくい特徴があります。これにより、冷房費の節約につながり、冬は暖かさを保つ効果も期待できます。実際、大手ハウスメーカーの展示場では、断熱性の高さや快適な室内環境を実現するために、瓦屋根が採用されています。
【ランニングコストの比較】
初期費用は板金屋根の半分程度で済む板金屋根ですが、定期的な再塗装工事のために、10年、15年といった長期的な維持費用は瓦屋根とほとんど変わらない、あるいはそれ以上になるケースも多いです。つまり、初期費用の安さだけで選んだ場合、将来的な出費で差が埋まってしまう可能性があるのです。
3.瓦屋根採用時の注意点~屋根形状や設置条件への配慮
瓦屋根は多くのメリットを持つ一方で、採用する際にはいくつかの注意点もあります。特に、以下の点については設計時や施工時に十分に考慮する必要があります。
【屋根形状の注意】
落雪対策
2階屋根から1階屋根へ雪が落下する場合、瓦に大きな衝撃がかかり、割れてしまう危険性があります。そのため、落雪防止のための雪止め装置や落雪防止ネットの設置が必要です。
豪雪地帯での谷部分
屋根の谷(凹面)は雪が溜まりやすく、特に重い雪が集中すると瓦が割れるリスクが高まります。設計段階で屋根の勾配や谷の形状を工夫し、雪の分散が図れるような工法を採用することが求められます。
【煙突周りの施工】
煙突の周辺は、雨水がたまりやすく、瓦の固定が難しくなるため、雨漏りの原因になりやすい箇所です。可能であれば、煙突は屋根から離した位置に設置するか、十分な防水処理を施して、雨水の侵入を防ぐ対策が必要です。
【その他の設置条件】
瓦屋根の耐久性は、屋根下地の状態にも大きく依存します。下地の補修や防水シートの点検を定期的に行い、劣化が見られる場合は早急な対策を講じることが重要です。
4.板金屋根と瓦屋根のコスト比較~見かけだけではわからない本
板金屋根は、初期費用が安いため多くの住宅で採用されています。しかし、板金屋根は塗装の再施工が必要なため、その度に発生する費用が積み重なり、長期間にわたる維持費用は瓦屋根とほぼ同等、場合によってはそれ以上になることがあります。
具体的な数字で言えば、板金屋根の初期費用は瓦屋根の約半分で済むものの、たとえば10年ごとに再塗装に必要な費用が数十万円かかると、30年、40年といった長い年月で考えると、累計の維持費用は瓦屋根と大差なくなるのです。また、板金屋根は断熱性能が低いため、冷暖房費が嵩むという点も、ランニングコストに影響を及ぼします。
これに対して、瓦屋根は初期費用が高いものの、一度施工すれば塗装などの定期工事が不要なため、維持管理費用が低く抑えられます。長期的に見れば、ランニングコストという観点では、瓦屋根のほうが経済的であるといえるでしょう。
5.岩手県内で瓦屋根を施工できる専門家としての私の役割
岩手県では、板金屋根の普及が進む一方で、瓦屋根を確実に施工できる屋根工事業者は非常に少なくなっています。私自身、岩手県内において瓦屋根の知識と施工技術を持つ数少ない専門家として、これまで多くの現場で瓦屋根の魅力とその本来の価値をお伝えしてきました。
私が施工した現場では、瓦屋根の断熱性能や耐久性、さらには塗装不要で維持管理が容易な点により、お客様から高い評価をいただいております。特に、寒冷地や豪雪地帯においては、瓦屋根の断熱効果が室内環境を格段に向上させ、結果として光熱費の削減にも大きく寄与しています。
また、大手ハウスメーカーの展示場を訪れると、積水ハウス、大和ハウス、住友林業といった信頼のおける企業が、実際に瓦屋根を採用している事実からも、瓦屋根の価値が証明されています。これらの企業は、初期費用の高さだけでなく、長期的な維持管理費用や住環境の快適性を総合的に考え、瓦屋根を選んでいるのです。
岩手県で瓦屋根の施工技術を持つ業者は限られています。私たちは、これまでの豊富な施工実績と専門的な知識をもとに、瓦屋根の良さを最大限に引き出す提案を行っています。もし、現在板金屋根で悩まれている方がいらっしゃれば、ぜひ一度、無料点検や相談の機会をご利用いただきたいと思います。
6.まとめ~将来を見据えた安心の住まい作りのために
岩手県では、初期コストの低さや施工のしやすさから板金屋根が広く採用されています。しかし、板金屋根は塗装の再施工が必要なため、長期的なランニングコストは瓦屋根とほぼ同じ水準になり、さらには断熱性能が低いため、快適な住環境の面でも不利です。
一方、瓦屋根は初期投資が板金屋根の約2倍ほどかかるものの、塗装が不要で耐久性・断熱性能に優れており、長期的に見れば維持管理費用も低く抑えられ、安心して暮らすことができます。ただし、瓦屋根を採用する際には、屋根の形状や設置箇所に注意が必要です。たとえば、2階から1階への落雪による衝撃や、豪雪地帯における谷部分での雪の集中、また煙突周辺の防水対策など、設計や施工にあたっては十分な配慮が求められます。
私自身は、岩手県内で瓦屋根の施工技術と知識を有する数少ない専門家として、これまで多くの現場で瓦屋根のメリットとその注意点を正確に把握し、最適なリフォームプランを提案してまいりました。長期にわたる安心な住まい作りのためには、初期費用だけではなく、将来の維持管理や住環境の快適性を十分に考慮することが大切です。
最後に、もし今お住まいの屋根が板金屋根で、再塗装の頻度や冷暖房費の増加などでお悩みの方は、まずは私たちの無料点検・診断サービスをご利用いただき、現状の屋根状態を確認してください。そして、必要に応じて瓦屋根への切り替えや、最適なリフォームプランをご提案させていただきます。
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瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)について
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私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。
2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。
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