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瀧澤豊

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瀧澤豊(たきさわゆたか) / 屋根工事業

瀧澤屋根工業

コラム

盛岡市雨漏り修理実例:横葺き屋根の雨漏り対策と効果的な修理方法

2023年10月12日 公開 / 2023年10月14日更新

テーマ:屋根の不具合

コラムカテゴリ:住宅・建物

はじめに

屋根は私たちの生活空間を守る重要な存在です。特に、板金屋根はその耐久性と効率的なメンテナンス性から多くの施設や住宅で愛用されています。しかし、時と共にその頑健な表面も自然の厳しさにさらされることで雨漏りの問題を引き起こすことがあります。今回ご紹介するのは、横葺き屋根の意外なところで雨が漏れていた、雨漏り修理事例です。

今回ご依頼いただいたのは盛岡市にある築約20年の住宅のお住まいの方でした。

屋根に上がってどこから雨漏りしている部分を調査してみると、一見で雨漏りの原因を特定することが難しい状況でした。屋根を日々チェックしている私たちでも、一見では雨漏りの原因を突き止めることは難しい場合があります。そんな一例が、今回対応した雨漏りの修理事例です。

横葺き屋根の修理工事を何件も経験しているうちに、ハゼ部分から水が吸い上げられ、釘を打った部分から雨水が侵入することが分かりました。
過去の事例を確認できます→[[なぜ雨漏りしているか分からない。急勾配屋根の雨漏り]]  https://www.takisawaroof.com/post/%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8B%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82%E6%80%A5%E5%8B%BE%E9%85%8D%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E3%81%AE%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%8]]

過去の雨漏り事例 ハゼから吸い上げた水で雨漏り


このことから、今回の雨漏りもハゼ部分から水を吸って雨漏りしていると考えました。
解決策として、雨漏りしている部分から水上側だけを新しい横葺きで交換することを計画しました。このアプローチにより、問題を効果的に解決することが可能と判断しました。お客様には、写真を使って詳しく状況と修理の計画を説明し、そのアプローチでの作業を承諾いただきました。

雨漏りの原因の特定から修理作業の実施、そしてお客様の声まで、この工事事例を詳しく解説していきます。また、我々の思いや今後の目標についても触れていきます。この事例が、同じような屋根の問題に悩む皆様の参考になれば幸いです。

雨漏りしている部分の特定

天井裏から見ると、垂木一本分455くらい入ったあたりから水が流れた跡がありました。

屋根の上から見ると青い円の下から雨漏りしてるようでした。


よって、この水上側を新しい物に交換することにしました。


作業の流れ

まずは、横葺きを部分的に解体。
雨漏りしている部分の水上だけを剥がします。

隅棟に付いている棟板金も解体します。

雨漏りしているあたりを剥がしてみると
横葺きを固定していた著しく釘がサビていました。


雨漏りの原因はハゼ部分から吸い上げた水
この釘がサビている部分は、ハゼ部分から水が入っている証拠です。
このサビている釘の下が室内の雨漏りしていたポイントと一致します。
やはり、ハゼ部分から水を吸って入っていることが判明しました。
他の部分はこんなにサビておらず、なぜかここだけ著しくサビていました。

ルーフィング張り
次に、新しく下葺き材の改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)を張ります。


横葺き屋根本体葺き
新しい横葺きを葺きます。屋根の色はつや消しダークブラウンです。


隅棟の板金を取付けて完成です。


新しく葺いた屋根は、ガルバリウム鋼板の横葺きです。
鋼板の月星GLカラーは、ガルバリウム鋼板に独自で開発した「プライム塗膜」を採用することで耐久性能がさらに向上した鋼板です。
月星GLカラーセリオスプライム

横葺き屋根のこだわりのポイント
横葺きを固定したビスは全て、ビス頭をコーキングを塗布しています。ビス頭をコーキング処理することで、雨漏りするリスクが大幅に減ります。

工事の完了報告
工事が終わったら、施工中の写真・完了後の写真をお見せしながら、雨漏りの主な原因と私たちが施した修理の詳細を報告します。


工事完了4か月経過してどうだったのか?

お客様のご自宅にて工事をさせていただいてから、早いもので約4か月が経過いたしました。この期間、雨漏りの問題に関して何もご連絡をいただいておりません。工事完了後の数か月間、天気の変動を経てもご不便をおかけするような事態が起きなかったことは、私たちとしても大変安心しております。お客様には日々の生活の中で、より快適にお過ごしいただけるようにとの願いを込めて工事を施工させていただきました。雨風の中、お住まいを守る大切な屋根の問題が、この度の工事で解消されたと確信しております。


金額の目安

今回の雨漏り修理工事はどのくらいかかるのか?
雨漏り修理 160,000円~200,000円税別
横葺き屋根部分張り替え(葺き替え)
屋根面積10㎡
ルーフィング張り
ケラバ唐草
隅棟板金リッジベンツ復旧 
仮設足場
廃材処分

屋根形状や付帯工事によって金額は変わりますので、詳細は現場調査の上お見積りします。

まとめ

屋根の雨漏り修理は、家の安全と快適性を守る極めて重要な役割を果たします。この盛岡市の事例を通じて、一見単純な雨漏りの背後には、専門的な知識と経験が必要であることを示しました。特に、ハゼ部分からの侵入など、一般の方が気付きにくい原因を的確に特定し、迅速に対処することが我々の強みです。
屋根の雨漏り修理は、家の安全と快適性を守る極めて重要な役割を果たします。この盛岡市の事例を通じて、雨漏りという現象は表面的には単純に見えるかもしれませんが、実は深い知識と技術を要求される場面が多々あります。具体的には、横葺きの重なり部分のハゼからの水の侵入など、普段の生活の中ではなかなか気づきにくい箇所からの雨漏りが発生することがあります。これを明確に判断し、そして速やかに的確に対応する能力は、私たちが長年培ってきた専門的な経験と実績の証です。その専門性は、お客様の心からの信頼を勝ち取るための大きな柱となっています。

今回の事例は、適切な修理によってお住まいの価値を守る具体例として、多くの方々に参考にしていただきたい内容です。私たちは、お客様の大切な屋根を守るパートナーとして、最高のサービスを提供します。

そして、屋根修理の価格についても、透明性を持って提供しています。さらに、価格だけではなく、それに見合った価値やサービスの内容も明確に示しています。私たちが提供する価格は、単なる数字ではありません。その背後には、質の高い材料の使用、技術の最前線での知識更新、そして何よりもお客様の安心感を最優先とした対応が込められています。例えば、特定の修理内容には何の材料を使用し、どれくらいの時間をかけて行うのか、そしてそれによってどのようなメリットがお客様にもたらされるのかを詳しく説明します。このようにして、お客様が安心して任せられる、また後悔のない選択をしてもらうことを目指しています。質問や懸念点があれば、いつでも気軽に相談していただきたいと考えております。

雨漏りや屋根の問題でお悩みの方は、私たち屋根の専門家にご相談ください。

雨漏り修理 工事事例 

タキサワ屋根工業のWEBサイト




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