平松勝彦プロのご紹介
農業イノベーションを通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献(2/3)
もみ殻の燻炭と生ごみを原料に、土壌を用いずに野菜を栽培する方法を研究
平松さんが完成させた「ホットくん」は、トマト、ナス、キュウリなど、さまざまな野菜づくりに取り入れられています。
「盛岡市のある農家さんでは、稲作とともに畑作やハウス栽培を行っていました。もみ殻が豊富にあったことから、約500坪のミニトマトのハウスにホットくんを設置。自前の燃料により経費を抑え、利益が上がるようになったと喜ばれましたね」
従来型の施設園芸用の暖房機とも併用できるほか、2000平方メートルを超える大型のハウスにも導入が可能。「特注品もご用意できますので、まずはご相談ください」と呼び掛けます。
持ち前の飽くなき探究心から、暖房と燻炭が同時進行できる“二刀流”をかなえたり、サイズダウンしてコンパクトにしたり、改良を重ねている平松さん。
もみ殻の用途を拡大するべく新しい農法も模索し、燻炭と生ごみを原料とした農作物の生育にも力を入れています。
「ある日、妻が残飯などをコンポスト(堆肥化容器)に入れるのを見て、燻炭と合わせるとどうなるだろうかと思い立ちました。セメントを練る容器の中で混合して4日放置したところ、ごみは消えていたのです。燻炭のアルカリ性の作用で分解されたと考えられます」
この成果を応用し、もみ殻の燻炭と調理くずを投入してできた堆肥を土のうに詰めて野菜の苗を植え、農地を使わずに育てています。
「これまでにレタス、トマト、ナスなどを作りましたが、食味の良さに驚いています。場所を問わず栽培でき、災害の備えとしても期待しています」
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