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伊藤馨

新築から住宅の相談まで、快適な住まいづくりのプロ

伊藤馨(いとうかおる) / 一級建築士

伊藤建設株式会社

コラム

インテリアでも使えるウッドチップ

2016年11月18日

コラムカテゴリ:住宅・建物

ウッドチップは庭などに使う物と思い込まれていませんか?ウッドチップは室内のインテリアとして取り入れると素敵な空間を作ることができますよ。

定番は観葉植物の土隠しにウッドチップを使う

ウッドチップをインテリアに取り入れると聞いて思い浮かぶのが、観葉植物の土隠しではないでしょうか。見た目もナチュラルになりますし、水やりをした時のドロはね防止になります。

テラリウムなどを作られた時のアクセントに、ウッドチップを使うのもお洒落な雰囲気になります。テラリウムとは、ビンや水槽など透明の入れ物に植物の寄せ植えを入れた観賞用の植栽です。透明の入れ物のなかに、小さな庭のような空間をつくることができ、部屋の中で小さな自然を楽しむことができます。

室内でグリーンを取り入れる際は、ウッドチップも一緒に使うと雰囲気がアップしますね。

室内のデッドスペースにウッドチップのガーデンを作る

大きなお庭がなくても、室内やベランダに小さなガーデンスペースを作ってみませんか?

玄関やリビング、ベランダなどのコーナーにレンガで囲いを作り、花壇のようなスペースを作ります。その中にウッドチップを敷き詰めるだけで、十分に花壇のような仕上がりになります。
ウッドチップの上に観葉植物やお花の鉢などを置くと、庭がなくてもガーデニングの気分が楽しめます。

レンガを室内に置くことに抵抗がある場合は、木箱の中にウッドチップを入れてそこに室内用の観葉植物をいれておくのも良いと思います。

もし、トイレが広い場合はトイレにウッドチップを使ったミニガーデンを作ると木のいい香りがするトイレになります。

ウッドチップで出窓を温室風にアレンジ

出窓は意外に何を置こうか迷われる方が多いスペースです。
出窓の窓枠側と内側に低くていいので木の柵を設けましょう。そして、ウッドチップを敷き詰めれば温室風のミニガーデンが登場します。
ここに観葉植物や蘭など熱帯植物を置くとリゾート感たっぷりの温室風の出窓になります。

インテリアとしては異なりますが、愛猫のトイレの砂をウッドチップにすると消臭効果を期待することができます。
また、室内にワンちゃん専用のスペースを用意されているご家庭では、床材の上にウッドチップを敷いてあげるのもいいでしょう。

私どもでは、青森ヒバ、スギのウッドチップを販売しています。青森ヒバは、消臭、防虫、抗菌といった効果を期待できる素材です。

木々にはフィトンチッドと呼ばれる揮発性物質を発散しており、この物質は消臭や脱臭効果があり空気をきれいにする力があると言われています。

そのため、臭いが気になるペットのスペースにもおすすめできます。

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