大人の脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)は漢方薬が根本治療になる!
いつもコラムをご覧下さり誠にありがとうございます
石川県白山市みずほ 「漢方専門福の樹薬局」薬剤師の伊藤です
この時期に起こりやすい皮膚炎、それって「マラセチア毛包炎」かもしれませんよ・・
もし、皮膚科に行って「塗り薬をもらっても治りにくい」「ステロイドを塗ったら悪化した」「抗生剤が効かない」そんな方には漢方薬をご提案いたします
マラセチア毛嚢炎とは?
マラセチア毛包炎は、マラセチア菌という真菌(一般的にはカビのことです)が皮膚の毛包に感染することで発症する皮膚の病気です
マラセチア菌は通常、人の皮膚に常在している菌なんですが、湿度の高い環境や免疫力の低下などが原因で感染が進行することがあります
マラセチア毛包炎の症状は?
- 小さなニキビのような赤い発疹が背中、胸、肩、二の腕などの汗をかきやすい場所に出ます
- かゆみを伴うことがあります
- 発疹の先端が化膿することもあるため、ニキビと間違えられやすい
- ニキビのように1~2つの炎症ではなく、いくつもの発疹ができる
あまり知られていないマラセチア毛包炎の原因
一般的にはマラセチア毛包炎の原因は「汗などの湿った環境」「摩擦や洗いすぎ」「免疫力の低下」がありますが、実は「口腔環境と腸内環境」が原因ってあまり知られていないんですよ!
漢方薬と腸内環境改善で根本から治す方法を教えます
漢方薬に使用される生薬(しょうやく)にはカビの繁殖を抑えたり排泄を促す効果があります。特に、「湿邪(しつじゃ)」に効果のある生薬の中には「抗真菌作用(カビの繁殖を抑え込む作用)」があるものがたくさん解明されてきているんですよ!
また、「カンジダ菌」って聞いたことがありますか?これも口の中や腸内にもともと住んでいる常在菌なんですが、カビの一種なんです。この菌が増殖するとカラダ全体のカビに対する抵抗力が低下します。これが原因で皮膚常在菌のマラセチア菌も増加しやすくなるんですよ!
体内でカビを繁殖させないポイント!
体内でカビを繁殖させないようにするにはポイントがあります!
- 甘いものを控える・・・カビは糖質が大好物!
- 食べ過ぎない・・・食べ過ぎは腸に未消化物が増えて、腸のカビのエサになります
- 小麦グルテンをやめる・・・小麦グルテンは粘性があり糖とくっつくことで腸内での滞在時間が長くなりカビのエサになります
- 酢の物を摂る・・・お酢に含まれる酢酸はカビを抑える効果があります
- 寝る前に重曹水でうがいする・・・口腔内のカンジダ菌を抑えることで腸内へのカンジダ菌流入を防ぎます
マラセチア毛包炎の改善には、漢方療法と腸内環境の改善がポイントですが、腸内環境の改善には食事管理が非常に大切です
皮膚症状が改善した後は、食事管理で維持する必要がありますので早めに食事内容も見直していきましょう!
皮膚科に通院していてもなかなか改善しないということでお悩みの方、まずはお気軽にご相談ください(ご相談の際はご予約にご協力ください)
ご相談予約はHPからも予約できますよ!
女性の薬剤師もおりますので、女性同士の相談を希望される方はその旨もお伝えください
また、メールでのご相談もできますのでお気軽にご相談ください
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