自律神経失調症は漢方で治せます!
いつもコラムをご覧下さり誠にありがとうございます
石川県白山市みずほ「漢方専門福の樹薬局」薬剤師の伊藤です
肛門周辺がムズムズしたり、搔きすぎてただれてしまったりしていませんか?
今回は「肛門周囲炎」といわれる病気について実は、あまり知られていない治し方をご紹介したいと思います!
肛門周囲炎とは?
肛門周囲皮膚炎とは、何らかの原因によって肛門やその周囲が炎症を起こしかゆみや痛みを感じる病気です
肛門の病気の代表格は痔が有名ですが、かゆみのほとんどは肛門掻痒(そうよう)症ともいわれます
肛門周囲炎(肛門搔痒症)の症状は?
肛門周囲炎の症状には次のような症状が現れます
- 肛門周囲のかゆみ
- 痛み
- 熱感
- 排便時にしみる
- ただれ
- 浸出液でベトベトする
- 浸出液で下着が汚れる
- 出血や化膿
といったことが起こるんですね
原因は?
原因は色々あるのですが、具体的には
- ウォシュレットの使い過ぎ
- 肛門周囲の蒸れ(洗浄水・汗・下痢・生理など)
- 肛門まわりの不潔
- 真菌感染(カンジダ・白癬菌などのカビ)やインキン・タムシ
- 痔疾患(痔ろう・痔核など)
- 胃酸抑制剤による殺菌力低下
がよくある原因です
悪化の原因は腸内環境にあった!?
実は、肛門周囲炎のおおもとの原因は腸内環境にあるといっても過言ではありません・・・
原因にも挙げた、「真菌感染(カンジダ菌などのカビ菌)」が犯人(犯菌?)かもしれないんですよ!簡単に説明しますね
- 腸内環境が崩れてカンジダ菌を代表とするカビの菌が腸内で増殖
- 腸からあふれ出し、肛門から粘液とともに出てくる
- 健康な方の肛門周囲は常在菌や皮膚粘膜のバリア機能で無害なのですが・・・
- 肛門の洗浄過多やカビが好む高温多湿状態でカビ菌が繁殖
- 皮膚粘膜の免疫が働き炎症を発生
- 炎症により、赤み・痒み・痛みが発生
といったことが引き起こされているかも知れないんです
実は、「カンジダ膣炎」もこの原理で起こることが多いんです。膣の病気だと思っていたら、肛門由来ってことがしばしばあるんですよ!
話は肛門に戻りますが、このような場合に皮膚科や肛門科ではかゆみ止めのお薬が処方されますが、ステロイドの塗り薬の場合「カビ菌」には逆効果で悪化します
ステロイドは塗った直後は炎症は止まって痒みも減るのですが、同時に免疫抑制が起こりますので、カビに対する抵抗力が落ちてカビの増殖を助長します
漢方薬と腸内環境改善で元から治す!
漢方薬には、皮膚病に効果のある漢方薬がとても多いのですがその中でも「抗真菌作用」というカビ菌の繁殖を抑える生薬がとても多いんです。つまり、昔から人はカビ菌と戦っていたんですね・・・
漢方薬と一緒に腸内環境改善をして肛門周囲炎とサヨナラしませんか?
お薬を塗っていてもなかなか良くならない方、お気軽にご相談ください
(ご相談の際はご予約にご協力ください)
ちなみに、生まれたての赤ちゃんにはカビ菌はほとんどいませんが、高齢になればなるほど体の内外にカビ菌は増殖しています
ですので、カビ菌の少なさ=若さの維持ともいえるんですよ!カビ菌は食物連鎖の役割としては分解者です。人は死んだら体に付着したカビ菌が肉体を分解して土へと帰すんですね。そういう意味では必要な存在でもあります
常在菌(善玉菌・悪玉菌)とカビ菌とのバランスが大事になります。カビ菌は糖分をエサとしますので、肛門周囲炎の方は「食べ過ぎ」「糖分(炭水化物)」の摂り過ぎも見直しましょう!
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