外国人技能実習制度について思うこと｜技能実習｜ひたちなか市｜行政書士

2013年4月26日公開 / 2014年7月17日更新

コラムカテゴリ：法律関連

コラムキーワード：行政書士　相談

こんにちは。行政書士の根本です。
第5回目は、外国人技能実習制度についてです。

最近、この制度に関する悪いニュースを耳にします。
つい最近では、皆様ご存知のように、実習先である広島県江田島市のカキ養殖加工会社において殺傷事件があり、メディアにおいて取り上げられました。

また総務省の調査により実習先において不正が見落とされているケースが多々あることが分かり、制度の管轄先である法務省、厚生労働省に対し、総務省が改善を勧告したということでした。

たしかに、私も、某事業協同組合様とお付き合いをさせて頂いておりますが、途上国支援をうたう制度の建前と、実態がかけ離れていることを感じさせることがあり、そのひずみが色々なところで出てくるのだなということは感じます。

けれども、現在の日本の製造業や農業などの中小企業、零細企業、個人事業において、もうすでに必要不可欠な制度なのだとも感じます。

某事業協同組合様とのお話の中にも、もっと柔軟な制度にして欲しいとの要望も出て来たりします。

制度の改善も必要なところは多々あるかと思いますが、厳密にするだけではなく、もっと現実的な側面もふまえて、改善すべきではないかと思います。そうでないとこの制度自体が利用しづらく、利用する実習機関（企業等）が無くなってしまうのではないかと思います。

今後も、この制度の行方を注視して行こうと思います。

根本行政書士事務所
根　本　博　之
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