子供との関係が良くない　対策　話し方＆マナー講師永田之子

【生徒さんからの悩み相談】
こんにちは永田之子です。今日も教室に寄せられたご相談にお答えします。
Q.成人した子供との関係がよくありません。今からできることはありますか。

A.成人した子供はあなたとは別の人格を持った大人です。自由を許すようにしましょう。

子供を自分の持ちもののように理解している人が多いのではないでしょうか。子どもはあなたとは別の人生を歩く一人の人間です。それを尊重しなければなりません。

子どもの性格は幼少期からの育て方が大きく影響しています。少なからず親子の関係が悪くなった理由がそのころにあったかもしれません。成人になった大人である子どもにあなたが出来ること。それは子どもを信じ子どもの人生を見守る形＝自由を許すことではないでしょうか。常識や価値観でしばりつけた結果、子供が離れていったということはありませんか。

親子の関係や家族のあり方はそれぞれの家で違います。重要なことは我が家の家庭のあり方を一般論に照らし合わせないことです。他の家庭と比べれば必ず不満が出ます。「〇〇が正しい」という回答はありません。我が家の幸せのあり方を今一度確認してみましょう。今からでも遅くありません。もしも連絡先がわかるなら連絡を取ってみましょう。

以前江崎グリコで知られる江崎家の令夫人江崎三惠子氏が書いた著書を読んだことがあります。江崎家の習わしや考え方が詳細に書かれた本です。その中で江崎氏は子どもたちとの関係を次のように綴っています。「私たち夫婦はできる限り経済的にも生活の面でも、子どもたちの世話にならずに、自分たちだけで生活していくつもりですが、やはり最後の最後は面倒を見てもらうことになるでしょう」

私はこの考え方にうなずきました。親としての素直な心情が書かれていました。日本では子どもたちに老後の面倒はかけたくないという親が多くいます。その気持ちもわかります。しかし身内である子どもに最後をお願いすることは不自然なことなのでしょうか。

もちろん迷惑をかけないための準備は必要です。だからと言って最初から”迷惑はかけたくない”と決めつけてしまうのはどうなのでしょう。迷惑かそうでないでないかを決めるのは”子どもたち”です。わたしたちかにはわかりません。優しい子供たちに育てるためにもこの水臭い言葉は使わないほうがいいように思います。

”口グセはいつか現実になる”と言われています。結果現実になるなら相手の耳に届ける言葉も自他ともに幸せになれる言葉を選びたいものです。

「迷惑をかけるかもしれないけれど最後は頼む」と言えるような親子関係を作っていければいいですね。


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【受けられるレッスン】言葉遣い・聞きやすい声・カツゼツ矯正・あがり症克服・人前で話す・面接・就活・婚活・美しい所作・マナー・コミュニケーション

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■永田之子 （YUKIKO　NAGATA）
話し方＆コミュニケーション教室TALKNAVI代表　
元アナウンサー
話し方講師
マナープロトコール講師
岸和田健老大学特任講師（講師歴15年継続中）
コミュニケーションカウンセラー
婚活アドバイザー （ツヴァイ講師歴10年）

プロフィール
国際儀礼資格を持つ「話し方＆マナー講師」。色彩コーディネーターなどの資格も保有し、相手に好感を持たれるマナーやコミュニケーションの指導を行っている。クライアント一人ひとりへ丁寧に寄り添う個人指導が好評。アナウンサー時代に培った洗練された話し方や、マナーの深い知見が高く評価され、セミナー講師、司会者、本の監修者としても活躍中。

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