兵庫・神戸・西宮の話し方教室 個人レッスン元アナウンサー永田之子
こんにちは。永田之子です。
「敬語のレッスン」で人の名前の聞き方を質問されました。人の名前の聞き方は敬語と言うよりも「間違いやすい大人の言葉」としてよく紹介されています。
人に名前を聞くときの正しい聞き方は
〇「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」
〇「お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか」
会社名と名前を聞きたいときには
「誠に恐れ入りますが、御社名とお名前をお聞かせ願えますでしょうか」
職場などで誰に取り次いだらいいかわからないときには
「誰を呼べばいいでしょうか」
「誰を呼べばよろしいでしょうか」
身内のものを名指すので「どなた」ではなく「誰」を使います。
人との関係を聞く場合には
「失礼ですが〇〇との関係をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「〇〇様とのご関係をお聞きしてもよろしいでしょうか」
電話などで名前を聞き取れなかったときには
「恐れ入りますが、お電話が遠いようでございます。もう一度お願いいたします」
などとなります。
ここからは間違った名前の聞き方を見ていきましょう。
×「どちら様でしょうか」
×「どなた様でしょうか」
「どちら様」も「どなた様」も共に二重敬語です。言葉の響きにも失礼な印象がありますので使わないようにしましょう。
×「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」
×「お名前をいただいてもよろしいでしょうか」
名前をもらうことはできないので、これも間違った聞き方です。
×「お名前の方(ほう)を伺ってもよろしいでしょうか」
「方」は方向を意味するのでこれも間違った聞き方です。
場面に合った言葉が自由に使いこなせるようになるといいですね。豊かに人間関係が広がっていきます。
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元アナウンサーの話し方、コミュニケーション、マナーの個人レッスン
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(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp