食事をご馳走になったときのお礼の挨拶　話し方・マナー講師永田之子

こんにちは。永田之子です。



食事をご馳走になったときのお礼の挨拶の仕方については婚活中の女性の生徒様から多い質問です。

レジに立ち会計の場面になったならば部下や女性であっても支払う意志を見せましょう。お財布を出し

「いかほどお支払いすればいいですか」
「私の支払いはいくらになりますか」

相手が「私が払います」と言ったならば「ありがとうございます」と言いましょう。

もしもどうしても自分の分を払いたかったならばレジでいろいろと言うよりも外に出てから話をしたほうがスマートです。

ご馳走になったときのお礼を言うポイントは「美味しかった」「楽しかった」「嬉しかった」と言う気持ちを伝えることです。

「ごちそうさまでした」という言葉の後に必ず「自分の気持ち」を言うようにしましょう。

■「御馳走様でした。とても美味しかったです」
■「御馳走様でした。このお店とても雰囲気がいいですね。とても楽しかったです」

食事をご馳走になった翌日にもう一度お礼を言うとなお丁寧です。社内の人には顔を合わせたときに、社外の人なら電話かメールで。

しばらくお会いしない、または特別な関係の方には「お礼状」を書きましょう。関係性によってはがきか封書を使い分けます。

割り勘に関してですが、今後付き合うか付き合わないかわからないというような初対面のマッチングデートなどの場合には支払ってもらうと負担になると思う方も多いのではないでしょうか。その場合には「割り勘」にしたほうがいいでしょう。

割り勘にならなかった場合には「お返しの品」をあらかじめ用意しておくと別れ際に渡すことができます。

「今日はごちそうさまでした。お礼の気持ちです」などと言いましょう。気持の負担がなくなります。

食事をいつもご馳走になってばかりというケースもあります。そのような場合にも3回ほど続けて出していただいたならば

「いつもご馳走になっているので今日は私が支払います」
「次は私のお勧めのお店にご招待しますね」

などと言って支払いにバランスを見せるようにしましょう。相手が受け取らない場合には気持ちを込めたプレゼントなどをお送りするのもいいですね。

相手ばかりが負担にならないように工夫をする思いやり、どんな場面でも大事です！

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp