手土産を渡す場所とタイミング　プライベート・ビジネス　マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。

今日は「手土産の渡し方」がテーマです。皆様は手土産をどこで、どのようなタイミングでお渡ししていますか？

【プライベート】
場所　リビングまたは招かれた部屋　
タイミング　正式な挨拶が終わった後　着席する前

【ビジネス】
場所　招かれた部屋（応接室など）
タイミング　正式な挨拶が終わった後　名刺交換が終わった後　着席する前

例外として水気のあるものをお渡しするときにはその旨を伝え玄関で渡しても構いません。例えば
・氷菓
・生花
・生鮮食品
・魚などの生臭もの
・冷凍や冷蔵品



通常「生花」は玄関で渡すものですが「玄関で渡さないほうがよい生花」があります。

それは「意味が込められた生花」です。例えば「お誕生日」や「記念日」などで差しあげる花束やアレンジメントなどです。花束に特別な思いが込められている場合には室内で渡したほうがサプライズ感が高まります。

手土産を渡す場所やタイミングはプライベート、ビジネスともに共通した決まりがあります。

前もって用意していたことが伝わるように訪問先の近所のお店では買わないようにしましょう。手土産の相場はお付き合いの程度によりますが3000円ほどを基準に考えましょう。（謝罪の場合は謝罪の内容により3000円～10000円が相場です）

手土産を渡すときには「風呂敷や紙袋から出して」中身だけを渡します。一旦自分の向きに持ち、渡す直前に相手の向きに反転させてから両手で渡します。紙袋は持ち帰ります。



※外出先で渡すとき
正式な挨拶をした後に紙袋に入れたまま渡して問題ありません。そのような場合には「紙袋に入れたままで失礼いたします」と一言お詫びの言葉を添えましょう。

※レストランなどで会食をするとき
食事が終わり帰るときに渡す

※謝罪の手土産
謝罪を受け入れてもらってから渡す

部屋に招かれたならば着席する前に手土産を渡します。渡す人と渡される人の間に机などがない状態（空間）で渡します。

「皆様で召し上がってください」
「お口に合うと嬉しいです」
「近所で評判のお菓子です」

相手が嬉しくなるような言葉が添えられるといいですね。一昔前に使っていた「つまらないものですが」という言葉は手土産の価値を下げるので言わないようにしましょう。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp