習い事・お稽古 負担のない数 小学生 話し方・マナー講師永田之子

永田之子

永田之子

こんにちは。永田之子です。

昨日、未就学児のお母さまからお稽古事についてのご相談がありました。

Q.「どんなお稽古を、いつ頃から始めたらいいのでしょうか」

一般的には3~4歳ころから始める場合が多いですね。早ければ早い方がいいお稽古としては「スイミング」があげられます。親と一緒であれば「ベビースイミング」が生後半年ころから通えます。神経の発達を考えると4歳ころからでもいいでしょう。

また音に関する「英語」は耳から入る学習なので早ければ早い方がいいと言われています。2歳ころから始めてもいいのでお稽古として通う前に自宅で英語の教材から流れる音を聞かせる習慣をつけてもいいかもしれません。

人気のお稽古事をみていきましょう。
・水泳
・英語
・体操教室
・音楽教室

体操教室は運動不足になりがちなお子様にお勧めです。4歳ころから始めることができます。

音楽教室のピアノなどは指が上手に動くようになる3~4歳ころから習うことができます。そのころから始めると「絶対音感」を取得する可能性が高くなります。

その他、最近人気の「プログラミング教室」。4歳から教材が用意されています。2020年から小・中学校の必須科目になっているので注目が集まっています。ただデメリットとして視力低下が懸念されています。

そろばんは5~7歳かくらいからがいいでしょう。算数の分野に入るため小学生になってからだと理解が深まります。

子どもが負担にならないお稽古は低学年では「1~2つまで」と言われています。新しく覚えることがいっぱいの毎日ですからお稽古で疲れ切って小学生としての基本的な生活が身につかなければ本末転倒です。

有名なテニスプレーヤーやバイオリストという方々がそのスポーツや楽器に触れはじめたのが5~6歳ころであったという話はよく聞きます。早ければ早い方がいいというわけではなく、どんなお稽古でも本人が興味を持って好奇心が湧いたその時がお子様のお稽古事を始める時期です。

小学校高学年では4年生頃から塾に通う子供が多くなります。塾だけに絞るという選択肢とそれ以外の習い事の数を1~3つ程度に抑えるというのが平均的です。

基本的にはお稽古を選ぶときには「子供がやりたいもの」から選ぶようにしましょう。自主的な心を育てることができますし自分で選んだことには責任が伴います。続けることの大切さも学ぶことができるでしょう。

もしも親が選んだものであれば後で問題が起これば子どもは親のせいにしたくなります。常に子供がやることを親が決めていると子どもは何も考えない大人になってしまいます。いわゆる指示待ち人間になってしまいます。

いくつかの候補があったならば、よく話し合いをして最終的な決断は子どもにさせるようにしましょう。

日本の子どもたちは平均2個の習い事をしていると言われます。高学年になるほど増えると言いますが塾を含めても多くて3個くらいが高学年の子どもにとって負担のないお稽古の数です。

お稽古をたくさんし過ぎることのデメリットは何でしょう?
・疲労がたまる
・宿題が後回し
・家にいる時間が少なくなる
・睡眠時間が減る
・親が期待しすぎる
・送迎が必要な場合がある
・家計の負担

保護者の子育ての悩みに「将来の教育費が足りるか心配」というものが上位にあります。「子供の教育費と親の老後の資金のお財布は一緒」と言われます。

賢いやりくりで、お子様のお稽古を選択していくようにしましょう。本当に子どもの将来に役立つものを「吟味」して選ぶ必要があります。お稽古を増やすことで得るものと失うものがあることを考えあわせてお稽古を決めなければなりません。

お稽古の選び方ですが、未来の「実学」として身につくものから選べるといいですね。実学とは「賢く生活していける学問」のことです。

親が子どもにしてあげられることは何でしょう。子供を「一人前」にすることです。人として自立できるように育て上げることです。自分のことは何でも一人でできるようにすることです。

実は私のおすすめのお稽古は「家事」です。玄関掃除や洗濯、トイレ掃除、お料理・・・。できる範囲でいいのでそのような仕事を子供に与えます。それが家庭でできるお稽古です。お稽古を全て外に求める必要はありません。

昔から「つばなれ」と言って「七つ(ななつ)八つ(やっつ) 九つ(ここのつ) 十(とお)」というように十=10歳になると一つ(ひとつ)から始まった「つ」を離れ一人前の大人になると昔は言われていました。

男性であれば丁稚奉公に出ていた年齢です。身体はもう立派な大人になっています。家事をお稽古ごとに加えて男性も女性も10歳くらいまでには”一通りの家事”ができるようになっているといいなと思っています。

■関連記事
「習い事が続かないという悩み」
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/column/5140937/

■体験レッスン
話し方&コミュニケーション・マナーの個人レッスン
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/
永田之子
■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service2/5003537/
(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話  2022年

演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方&マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方&マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

■ホームページ→http://talknavi.jp

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

永田之子
専門家

永田之子(会話&コミュニケーションマイスター)

TALK NAVI

アナウンサーとしての経験と国際儀礼資格によるマナー知識を活かし問題を解決。クライアントに寄り添う丁寧な個人指導に定評がある。セミナー・研修・講演会活動のほか本の監修も行っている。

永田之子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

コミュニケーションカウンセリング、マナーと話し方のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のくらし
  4. 兵庫の文化・教養・カルチャー
  5. 永田之子
  6. コラム一覧
  7. 習い事・お稽古 負担のない数 小学生 話し方・マナー講師永田之子

永田之子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼