目的を外さない話し方　話し方・マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。

対話や会話は目的を達成するために発せられます。目的を外してしまったら、それはただのおしゃべりになります。何らかの目的があるときには「目的を達成する会話」をするようにしましょう。

例えば子供の部屋を掃除するときの目的は「部屋を片付けさせること」です。

■「部屋を片付けなさい！！」

と言っていませんか？相手に言いたいことはわかります。しかしこの言い方は命令口調で、ほとんどの場合、反発がおこります。目的に近いようでとても遠い言葉です。

限りなく目的をかなえる会話に変えると次のようになります。

親「あなたの部屋を掃除したいけど、どうする？」←相手に決定権を与える
息子＆娘　「私がするから、いいよ。部屋に入らないでね」（ほとんどの回答例）
親「わかった。では自分でやってね」　　　　　　　　　　　　　　　　←譲歩する
親「だけど明日までに、やってなかったら掃除するよ」・・・　　　←約束をとりつける

コミュニケーションは一方的ではうまくいきません。相手を尊重し決定権を譲ったり与えたりします。まずは「命令形」を「依頼形」に変えるだけで相手の反応は変わります。

対話や会話は目的を達成するために発っせられるものです。おしゃべりになるような相手を刺激する言葉の応酬は話がややこしくなるだけで結果は出ません。

目的を達成するためには、目的を叶えるための有効な言葉とストーリーをあらかじめ用意して計画的に話を進めていくようにしましょう。

翌日・・・。

親「今日までに片付けなかったから掃除するよ」次の日には親が有利に会話を展開していくことができます。

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■[永田之子]YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

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