兵庫・神戸・西宮の話し方教室 個人レッスン元アナウンサー永田之子
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こんにちは。永田之子です。今日もコラムをお読みいただきましてありがとうございます。
今回は「知らない話題に入る方法」を考えてみましょう。
アナウンサー時代の話です。「インタビュー」をする機会がありました。ゲストが決まりアナウンサーに仕事の依頼が来ます。ところが、
・その人を知らない
・その人の情報を知らない
・その人の近況を知らない
などという場合が多くあります。本番まである程度の時間があれば準備ができます。しかしその人を知らないどころか、ゲストがスポーツマンや芸術家であったりすればその分野での知識にも不安が残ります。
不安を100パーセント抱えたまま臨むのが「街頭インタビュー」です。
街頭インタビューは出たとこ勝負。準備の時間がありません。結局大きな不安を抱えたままインタビューすることになります。
そのようなときには、どのような心持ちで「知らない話題」に入っていけばいいのでしょうか。
■ 知らないことを強みに「質問するというかたちをとる」
普段の会話でも、ある何かを「知っている人」と「知らない人」がいれば、知っている人がたくさん話します。知ってる人はたくさん「ネタ」を持っているからです。
インタビュアーは人の話を引き出す仕事です。
インタビュアーは知らないことに対しては「知らないから教えてください」というスタンスで相手の話を「質問というかたちで引き出す方法」を取ります。
「知らないからこそ」どんどん質問が出ます。私たちが「現在知らないこと」とは、いずれ知ることになるスタンバイされた情報のことです。「未知の情報を集めることができるまたとないチャンスが来た!」と思えば不安よりもモチベーションの方が高くなります。
相手に「興味」を持つことも大事です。興味があることに対して人は前向きです。質問したいことも次々と出てきます。
相手に興味を持って知らないことを知る機会を十分に活かす。この気持ちがあれば知らない話題にも積極的になれます。
日常の会話でも同じです。知らない話題に「無理にでも入らなければ」と焦る必要はありません。様子を見ながら、少しづつ話に入るタイミングを待ちます。
一番簡単な方法が、あなたが「純粋に疑問に思ったこと」を質問することです。「初歩的すぎて恥ずかしい」と思う質問でもいいです。むしろそんな質問であれば、相手はあなたのレベルに合わせて話をしてくれるでしょう。
「見たことがないのですが、詳しく教えていただけますか?」
「聞いたことがないのですが、どのようなものですか?」
「経験がないのですが、私にもできますか?」
相手から「そんなこと知らないの?」と言われたらどうしましょう?「そうなんです。知らないんです。だから教えてください」と答えればいいでしょう。誰でも知らないことはあります。恥ずかしいことではありません。
逆の立場になればわかります。人はそれぞれ違います。誰かに何かを質問されたときの答え方には2つのタイプがあります。その質問に「答える人」と「答えない人」です。
「そんなこと知らないの」と言う人は多分「答えない人」です。ですからどうしても知らない話題に入りたいのであれば、あなたは謙虚な気持ちで「教えていただけますか?」と丁寧にお願いを繰り返さなければなりません。
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(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp