入園・入学祝いの表書きと贈り物　マナー講師永田之子

■元アナウンサーの話し方＆マナーの個人レッスン「TALKNAVI」　西宮北口駅徒歩1分
→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service1/5000153/

こんにちは。永田之子です。

入園や入学は子どもにとって新しい社会生活を始めるスタートラインです。心のこもったお祝いをしましょう。

基本的には入園・入学祝いというのは「身内のお祝い」です。親戚や家族が集まって食事会やパーティなどを開いてお祝いするのが一般的ですから、お礼やお返しはその日のお食事やおもてなしでお返しします。

「卒業祝い」と「入学祝い」は、両方贈ってもいいのですが、どちらか1つで贈る場合には「行事が近い方」で贈ります。この場合は「入学祝い」になります。

入学が決まらなかったり、就職をする場合には「卒業祝い」を贈ります。表書きは「御卒業御祝」とし、現金などを贈ります。

時期は「卒業祝い」は卒業したらすぐに、入学祝いは入学の準備をする3月中で、入学する一週間前までに、遅くても入学してから一か月以内に贈るようにします。

■ご祝儀・のし紙の表書き
ご祝儀・かけ紙はのし付きで水引は紅白の蝶結び
表書きの種類
・御祝
・御入園御祝
・御入学御祝
・ご入学御祝
・祝御入園
・祝御入学

進学が決まったときには
・御進学御祝
・ご進学御祝

受験に合格した時には
・合格御祝

※お祝い事では「奇数」が好まれます。表書きの文字の「偶数」が気になる場合には「祝　御入学」などと文字を少し離して書くといいでしょう。

金額の目安は
・小中高生　5千円～1万円
・大学生　1万円～2万円（知人は5千円）

【入園・入学祝いに適した贈り物】
■入園祝い
・いろえんぴつ・クレヨン・文房具・おもちゃ・絵本・図鑑・お絵描きノート・ぬり絵・お弁当箱・水筒・リュックサック・レッスンバッグ・傘・長靴・レインコート・ハンカチ・靴下

■小学校入学祝
・図鑑・図書カード・文具券・文房具・鉛筆・シャープペンシル・クレヨン・ノート・鉛筆削り・目覚まし時計・防犯ベル・地球儀・辞典・ランドセル・学習机・通学用の服

低学年のお祝い品には、のし紙に「お祝い」などと書いてもいいですね。

■中学・高校の入学祝い
・辞書・電子辞書・万年筆・腕時計・図書カード・文具券・百貨店の商品券・スポーツバッグ・音楽ギフト・携帯用音楽プレーヤー

■大学入学祝い
・腕時計・万年筆・財布・手帳・図書カード・文具券・百貨店の商品券・パソコン・スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・ワンピース・スカーフ・アクセサリー・ハンドバッグ

大学生にもなると、本人の希望もはっきりとしてきます。高額なスーツなどを決めるときには同行をして本人に選んでもらうといいでしょう。

■一人暮らしのお祝い
・テレビ・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・洗濯機・電気ポット・掃除機・寝具・照明・カーテン・炊事用品セット・食器・ズボンプレッサー・タオル類

贈り物をいただいたお礼とお返しは「卒業祝い」「入園・入学祝い」共に基本的には不要です。これは昔から「子どもには収入がないのでお返しができない」と言う考え方からきているようです。

ただ最近では「お返しをしたほうがいいのではないか」と考える方が多くなっています。お返しするときにはいただいた金額の3分の1か半分の金額の品物をお返しします。

お返しの品はお菓子などで、かけ紙には子供の氏名を書きます。のし付き紅白の蝶結び、表書きは「内祝」「入学内祝」と書きます。お送りする時期は入学してから1か月以内を目安にしましょう。

また品物の御礼をしない場合にも、子供からお礼を言わせるか、遠方の方であれば子どもが書いたお礼の手紙を同封した「お礼状」を送るようにしましょう。先方に同様のお祝い事があれば、そのときに同じようにお祝いをします。

子供にとって卒業や入学シーズンは期待と不安が入り混じった時期です。心のこもったお祝いが緊張した心をほぐしてくれます。新しい人生のスタートを心のこもったお祝いの品で祝福できるといいですね。

■体験レッスン
話し方＆コミュニケーション・マナーの個人レッスン
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/


■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service2/5003537/
(近況）
千葉県警察本部　警察官への講話　2018年　2019年
千葉県公立学校教頭会　教頭先生への講話　 2022年

演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp