語彙を増やす方法　元アナウンサー永田之子

2022年4月10日公開 / 2023年2月3日更新

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：言葉遣い　マナー、会話術、対人関係療法

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こんにちは。永田之子です。

高校生男子のお母さまから「子供の語彙を増やすにはどうしたらいいでしょうか。簡単に取り入れられるトレーニング方法をおしえてください」とのご質問がありました。

私たちは毎日の暮らしの中でたくさんの言葉と出会っています。しかし言葉を意識しなければ言葉の大切さに気付くことはできません。言葉は意識してはじめて、その素晴らしさに気付くことができます。

大人になって語彙や言葉数が少なければ、幼い話し方やつたない文章しか書けないままになってしまいます。自分の気持ちを的確に答えられないことが、イライラやストレスの原因になったりします。

知り合う人の数も限定されてしまうでしょう。普段から言葉を意識することによって、言葉を自分のものにすることができます。

Q.語彙力を上げる高めるためにはどのようなことを心がけたらいいのでしょうか。

A.「言葉に興味を持つことです」

興味のきっかけは、次のようなことから見つけることができます。できることからやってみましょう。

・わからない言葉に出会ったらすぐに調べる（1日1語だけでも、1年で365語）
・覚えたら使ってみる
・「大変」「よかった」「すごい」「おいしい」などという、ざっくりとした言葉を使わない（ほかの言葉を使うことでバリエーションが増える）
・どんな話題を振られても「15秒程度話せる」ように訓練する
・言葉ゲームをする　
しりとり　白いもの集め　武将の名前　国の名前（日本が承認している国の数195か国）

・本、新聞を読む
・早口言葉を練習する
・本を持ち歩く　
・本屋、図書館をカフェのように使う
・理解度80％の本、少し難しい本を読む
・苦手なジャンルの本にもトライする

・名句、好きな言葉を集める
・好きな曲の歌詞を書き写す
・エッセイ・ブログを書く
・ネタ帳をつくる

・感動したことを人に話してみる
・言葉の使い方が上手な人と友達になる

語彙の数を増やし細やかな心の機微を言葉で表現できるようになると心の豊かさを相手と共感できるようになります。その結果思いもかけない人々と心を交わすことができるようになります。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp