昇進・退職祝いのマナー　話し方・マナー講師永田之子

こんにちは。永田之子です。

昇進や退職をなさる方にお贈りする「お餞別」。「職場の同僚が昇進する場合」には特に贈り物は必要ありません。これは身内のお祝いとされているためです。このようなお祝いに関しては「祝福の言葉」が何よりの贈り物になります。

ただ職場に昇進・退職の「冠婚葬祭のルール」がある場合には全てそれに従います。どちらにしても贈るタイミングは「正式な辞令が出てから」です。

遠くへの転居、転勤、退職の場合にはお餞別をお贈りします。

栄転で遠くに行く場合には送別会を開き、お餞別をお贈りします。お餞別には祝い酒と言われる日本酒や洋酒が好まれます。紅茶やコーヒーセット、高級菓子、商品券などでもいいでしょう。

定年退職する人にも同じように送別会を開き職場からお餞別をお渡しします。本人の希望を聞いて長く使える「趣味の物」などをお贈りするといいですね。

上司に対して個人名で現金を贈るのは失礼にあたるため一般的に栄転や退職のお祝いでは「職場の部署名」で品物を贈るのが基本です。

ただし特別に親しい間柄で昇進、栄転、退職祝いをお贈りしたい場合には「個人」でお祝いを贈ることがあります。（目上の人には現金ではなく商品券や品物を贈ります）

昇進、栄転、退職祝いの祝儀袋は「のし付き」。水引は紅白の「蝶結び」です。表書きは栄転の場合には「ご昇進お祝い」。転勤では明らかな栄転の場合には「御栄転御祝い」。そうでない場合には「御礼」などと書きます。

定年退職の表書きは「御祝い」「御礼」がいいでしょう。「御退職御祝」と書くと少なからず寂しい思いをなさる方がいらっしゃいます。

【一般的なお餞別の相場】
昇進・栄転祝い　3千円～5千円
定年祝い　　　　5千円～1万円

結婚退職をなさる方には、お餞別の「のし袋」と「表書き」が変わります。のし付きで紅白の結びきり。表書きは「御結婚御祝い」「祝ご結婚」「寿」などと書きましょう。

基本的には、昇進や定年退職の贈り物＝お餞別にお返しは不要とされます。近況を知らせる「お礼状」などをお出しするようにしましょう。ただお付き合いの度合いにより、どうしても品物をお贈りしたいときには、かけ紙はのし付きで、水引は蝶結び。表書きには「御礼」などと書いてお渡しするようにしましょう。

■上司への説明の仕方　部下への指導　クレーム対応などの話し方レッスン
→お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/

■体験レッスン
話し方＆コミュニケーション・マナーの個人レッスン
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/


■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service2/5003537/
(近況）
千葉県警察本部　警察官への講話　2018年　2019年
千葉県公立学校教頭会　教頭先生への講話　 2022年

演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp