コミュニケーションが深まる波長の合わせ方　話し方＆マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。

「人は見た目9割」などと言われますが、初めて出会った相手に対する印象は「見た目10割」ではないでしょうか？何の情報もない中、相手を知るための手掛かりは見た目が全てです。

「見た目」は私たちが思っている以上に相手に大きな影響を与えます。

今後の人間関係を大きく左右する第一印象。この第一印象を決めるときには、出向く場所や相手がわかっていれば意識して「自分の見た目の印象」をつくりこんでいくことが重要です。

今回のテーマは「波長の合わせ方」です。「人は自分に似た人を好きになる」という傾向があります。ですから人に好かれるためには「相手と似ている」ことが1つの条件になり得るのです。

コミュニケーションをとるときには話す相手に「寄せていく」工夫をしましょう。個人でもグループ（グループの色に寄せる）でも同じです。

見た目で大事なことは
・服装や持ち物
・姿勢
・表情
・身振り手振り
・話す速度etc

これらをできる限り相手に寄せていきます。服装や持ち物は相手の「イメージ」に合わせるといいでしょう。

タイプには「ソフィスティケート」「エレガント」「プリティ」「カジュアル」「スポーテー」「エスニック」などがあります。いつもはエレガントでいる自分も相手に合わせるときにはスポーテーな服装をすることもあります。

姿勢は「生きる姿勢」などと言われます。真っすぐに背骨で立っている相手にはこちらも姿勢を正し自信満々に生きる姿勢を見せながら話すといいでしょう。

少し自信がなさそうな相手であれば、こちらも少し遠慮がちに相手に合わせた話し方をします。

表情は相手が楽しそうであれば楽しそうに、悲しい表情であれば悲しそうな表情をすれば相手にあなたが真剣に聴いていることが伝わります。

身振りや手振りは、全くしない人と大きく体を使って表現する人などまちまちです。相手によく似た動きをしましょう。動きを上手に合わせることを「シンクロさせる」などと言いますが、シンクロがうまくいくとお互いの心までも「同期発火」させることができます。

話しの速度を合わせることは最も重要なポイントです。「話が合うな」と感じるのはこの話の速度がピタリと決まったときです。

相手が話しているときには相手が息を吐くことに集中しましょう。これはアナウンサーのインタビューをするときの聞き方の基本です。相手の話しが終わったところで私たちは息を吸います。

こうすることで相手と程よく息を合わせていくことができます。またこの方法は「話が被（かぶ）る」ことを防げます。相手の話が終わっていないのに息を吸って話し出すのは相手の話をしっかりと聞いていない証拠です。

この間（ま）が上手にとれているかを審査の大きな基準にしているのが「子役のオーディション」です。

「相手の話を最後まで聞くことができるか？」「人の話を聞き終わってから自分の話をすることができるか」。子どもであってもその基本ができているかを審査員は見ています。

間の取り方が上手だということは「相手の話を待てる」ということと同意です。間が怖くて焦って間を埋めようとする人がほとんどですが、これは相手の話すチャンスを奪ってしまうことになります。自分のペースで話を進めてはいけません。

快く相手が話ができ、相手と良好なコミュニケーションをとるためには自分が相手の波長に合わせて話をすること。

「自分とよく似た人を好きになる」・・・。あなたにもそのような経験がありませんか。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp