【結婚式】「末永く」と「末長く」の違い　話し方・マナー講師永田之子

2021年4月12日公開 / 2024年4月18日更新

テーマ：マナー

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：言葉遣い　マナー、会話術、対人関係療法

■元アナウンサーの話し方＆コミュニケーションの個人レッスン教室「TALKNAVI」西宮

生徒さんの結婚が決まったときに書く「祝福カード」には特別な思いがあります。先日も婚活レッスンでお越しなっていたA様の結婚が決まり祝福の手紙を書きました。

結婚に関するカードや手紙を書くときには祝福の思いを書くことはもちろんですが、結婚にふさわしい言葉を選ぶと、より相手に気持ちが伝わります。

例えば結婚式のお祝いメッセージでよく使われる「すえながく」という言葉には異字同訓で2つの書き方があります。結婚ではどちらの言葉を使ったらいいのでしょうか？

「末永く」と「末長く」

2つの意味の違いを見ていきましょう。

「永い」は時間が長いこと。「長い」と置き換えることができますが、この言葉には永久、永遠に続くという主観的な感覚があります。

「長い」は端から端までの距離、または始まりから終わりまでの時間の長さを意味します。反対語は「短い」です。長いは客観的に測れる時間の長さということになります。

末永くはこれからもずっと永遠に
末長くはこれからもずっと長く

という意味になります。この意味合いから結婚のお祝いメッセージでは、どちらを使ってもよいことになっています。ただ誰もが結婚が永遠であることを願う気持ちに変わりはありません。それが「末永く」という言葉に表されるということで今では「末永く」と書く方が多いようです。

結婚シーズンになりお祝いの気持ちを伝える機会が多くなりました。新郎新婦にとって永遠に忘れることのできない素敵なメッセージをあなたの言葉で贈りましょう。

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■永田之子（YUKIKO　NAGATA）
話し方＆コミュニケーション教室TALKNAVI代表　
元アナウンサー
話し方講師
マナープロトコール講師
コミュニケーションカウンセラー
婚活アドバイザー（ツヴァイ講師歴10年）

元アナウンサー。国際儀礼資格による高度なマナー知識を持つ「話し方＆マナー講師」。色彩コーディネーターなどの資格も保有し、相手に好感を持たれるマナーやコミュニケーションの指導を行っている。クライアント一人ひとりへ丁寧に寄り添う個人指導が好評。アナウンサー時代に培った洗練された話し方や、マナーの深い知見が高く評価され、セミナー講師、司会者、本の監修者としても活躍中。

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