エスカレーター・階段のエスコート　マナー講師永田之子

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こんにちは。話し方＆マナー講師の永田之子です。

さまざまなシーンで「エスコート役」がどちらかを知っていると常にスマートな行動をとることができます。

エスカレーター・階段どちらも男性と女性、また上下の関係で立ち位置が変わることを覚えておくといいでしょう。

「ゲスト（上位の人）は誰？」と考えるとわかりやすいです。



欧米の「騎士道精神」によるものです。「ゲストに転落などがあった場合に助けられる位置」に騎士は立つことになっています。

昇りのエスカレーターではエスコート役は「後ろ」に、
下りのエスカレーターではエスコート役が「前」になります。
階段でも同じです。常にエスコート役がゲストの下にいる位置を取ります。

男性と女性の階段でのスマートなエスコートの仕方です。幅の広い階段では男性は女性の左側に立ちましょう。女性は男性の右側に立ちます。

転倒しそうになった時に男性が利き手であなたを守ってくれます。（左利きのエスコート役は左側）。男性の腕を貸してもらえるように女性は左手をフリーの状態にしておくことも忘れないようにしましょう。左手にたくさんの荷物を持っていては男性からのエスコートを受けることはできません。

一方、女性であってもシーンによって立ち位置が変わります。デートのときと職場の取引先の相手を誘導するときとでは立ち位置を変えなければなりません。

私もプラーベートと仕事では立ち位置を変えていますが「今日の私の立場はどちらだったかしら？」と困惑することもたびたびです（笑）

臨機応変に対応できるといいですね。

女性がこの立ち位置を知っているとエスカレーターや階段の前で彼にそっと彼の立ち位置を教えてあげることができます。するとたちまち彼を騎士道精神あふれる紳士にすることができます。素敵な彼がますます素敵に見えてきます。

彼を素敵に仕上げていくのはマナーを知っている女性の役目かもしれません。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー本の監修も行っている。

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