兵庫・神戸・西宮の話し方教室 個人レッスン元アナウンサー永田之子
■元アナウンサーの話し方&マナーの個人レッスン「TALKNAVI」 西宮北口駅徒歩1分
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こんにちは。永田之子です。
結婚式シーズンを目前にして教室ではテーブルマナーや服装チェックのレッスンを行う方が多くなりました。そのような中で以外と知られていないのがご祝儀袋を包む「袱紗」についてのマナー。そこで今回は「袱紗」についてお話しします。
袱紗とは祝儀袋を包むときに使う正方形の布のことです。
この袱紗ですが慶弔で包む袱紗の色が異なります。慶事では暖色系の明るい色、弔事では寒色系の落ち着いた色、グレーや紺、濃い緑などを使用します。
男性が袱紗を持つ場合、慶弔両用できる色は紺色です。女性はえんじ色であれば慶弔で両用できます。しかし男性がえんじ色を、女性が紺色を使うことはできませんので気を付けましょう。
その中で日本で古くから高貴な色とされてきた紫色であれば男性、女性共に慶弔に両用できます。柄やデザインのない無地を選びましょう。特に「濃き紫」は最も高貴な色です。教室では全てこの紫色の袱紗を教材として使用しています。
袱紗には袷袱紗(風呂敷型)※とはさみ袱紗=金封袱紗(札入れ型)があります。
※袷袱紗=(読)あわせふくさ
袷袱紗には付属品がつかない布だけの袱紗、爪付き袱紗、台付き袱紗などがあります。
はさみ袱紗は札入れのようになっていて祝儀袋をはさむだけなので、たたむ必要がありません。上下を変える、また祝儀袋を左右入れ替えるだけで慶事と弔事の両方に使用できるので、とても便利な袱紗です。ただ略式なものとされているために
■高額な金額を包む場合にはふさわしくありません。
3万円以上を包む場合には正式な袱紗である風呂敷型の袱紗、爪付き袱紗や台つき袱紗にしたほうがいいでしょう。またある程度の年齢を重ねたならば金額に関係なく常に袷袱紗をご使用になることをお勧めいたします。年齢に合った「格を重んずるマナーの心得」があるといいですね。
慶事の袷袱紗の包み方を見ていきましょう。「右包み」といって右側がふたになるように包みます。ご祝儀袋を表にして袱紗の中央に置きます。
左側を折ります。
上側をおります。
下側を折ります。
最後に右側を折り重ね右側がふたになるので「右包み」と言います。
上側を折ってから下側を折る。慶事は「幸せは上向(うわむき)に」と覚えましょう。
弔事では反対に下側を折ってから上側を折ります。そして左側がふたになるように「左包み」にします。
祝儀袋はバッグに直接入れずに袱紗に入れ、折らないように持参しましょう。
結婚式の受付での渡し方です。
・受付で一礼する。
・新郎・新婦のどちらの知り合いなのかを伝える
・「お祝いの言葉」を述べる「本日はまことにおめでとうございます」
・袱紗から祝儀袋を出す
・さっと袱紗をたたみ、それを台にして祝儀袋をのせる(袋を相手の方に向ける)
・両手で祝儀袋を渡す
・芳名帳に記帳する
・一礼する
ご祝儀を渡してから記帳するという順番を間違えないようにしましょう。
袱紗についての注意点のまとめです。
1.袱紗の色を確認する
2.袱紗は慶弔で包み方が違う
3.バッグにむき出しに入れない
4.袱紗に包んだまま渡さない
「袱紗」と「帛紗」はどちらも「ふくさ」と読みますが違いは祝儀袋などを包む布を袱紗、茶道で使用する絹の布を帛紗※と言います。服紗という漢字は常用漢字として使用されていますが意味は袱紗と・帛紗と同じです。(流派や場合によっては帛紗を袱紗、服紗ということもあります)
袱紗には正式な袱紗と略式な袱紗があります。包む金額により使い方を変えるようにするといいでしょう。
※関連コラム
「祝儀袋の水引を取らずにお札を入れる方法」
→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/column/5080558/
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(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー本の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp