人前で話すときには丸暗記をしない　元アナウンサー永田之子

2019年10月28日公開 / 2022年12月8日更新

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：対人関係療法、言葉遣い　マナー、会話術

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こんにちは。永田之子です。

人前で話しをするときには原稿を丸暗記しないようにしましょう。なぜ丸暗記をしてはいけないのでしょうか？

■「アドリブがきかなくなる」

原稿を熟知するのは当然のことです。練習に練習を重ねて覚えます。ただ講演会やセミナー、研修、プレゼンなどは「生放送」です。何があるかわかりません。

ハプニングや予想しないこと※が起こります。ひな型に台本を入れて一語一句丸暗記してしまうと予定通りにいかずに慌てることになります。※地震などの災害、器物の破損、音響のトラブル、参加者の不調など

台本の内容を熟知した後は「ポイントだけをメモ」にするようにしましょう。
1．①　②
2．①　②
3．①　②

このメモは内容を熟知しているからこそできる「自分だけの進行表」です。この大きさであれば手のひらにこっそりと忍ばせることもできます。

聴取者は「ライブ感」を楽しみにしています。型にはまった面白みのない話より臨場感のある生々しい話に「感動」と「楽しみ」はあります。

多少脱線しても突っ込まれても「自分だけの進行表」がある限り話し手が道に迷うことはありません。

人前で話すのが苦手な人は「聴取者は味方」と考えましょう。成功は自分だけに責任があるわけではありません。上手に聴取者と一緒にその場を盛り上げていく。原稿を丸暗記しなければそれが可能になります。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

■ホームページ→http://talknavi.jp