兵庫・神戸・西宮の話し方教室 個人レッスン元アナウンサー永田之子
こんにちは。永田之子です。
言葉の使い方は難しいですね。今日は「きつい言い方をやわらげる方法」を考えてみましょう。
たとえば「きつい言い方」をして相手が黙り、自分の考えが通ったように見えても、それは「圧」で相手を屈服させただけのことです。
相手の意見や考えは無視していますから、そのときに相手の心にどのような怒りや恨みや悲しみが生じたかを私たちは、うかがい知ることができません。
■相手もニコニコ 自分もニコニコ
となるような「やわらかい言い方」をするにはどのような言い方をすればいいのでしょうか。
言葉にはランクがあります。人は知らず知らずに「相手を見て」それに相応しいランクの言葉を選んでいます。ぞんざいな言葉を選ぶということは「相手をそれだけの人として見た」ということになります。相手は自分がどれだけの人に見られたかを相手が発した言葉で敏感に感じ取ります。
あなた
おまえ
きさま
次の言葉の変化を見てみましょう。ランクが上がる言い方になります。「きつい言い方」→「やわらかい言い方」に変化していきます。
「仕事急げ!」
→「仕事急げる?」
→「仕事急いでもらえる?」
→「仕事急いでもらえると助かる」
→「申し訳ないけど仕事急いでもらえると助かる」
徐々に「言葉数」が多くなっていることにお気づきでしょうか?相手を思う気持ちがあれば自然と「言葉数」は多くなります。またもう一つの特徴は命令形が依頼形に変化していることです。相手を尊重しているので命令形になりません。
きつい言い方を和らげるには、相手を指さすような言い方をしないことです。「急げ」と言ったあなたの本当の要求は何でしょう。
「仕事を急いでやってほしい」というです。このあなたの本当の要求=想いを伝えるようにしましょう。
「私は仕事を急いでほしいと思っているよ」→〇「仕事を急いでもらえる」
部屋を片付けてもらいたいのであれば「部屋を片付けろ!」ではなく「部屋を片付けてくれる?」と言う言い方になります。
命令ではなく「お願いモード」にすることできつい言い方はやわらぎます。相手を慮(おもんばか)る気持ちがあれば言葉を慎重に選ぶはずです。自分では無意識に使っている言葉に注意しましょう。
誰に対しても言葉を使う前に言葉を考えてから話すようにするときつい言い方はやわらぎます。それと同時にあなたに対する相手からのきつい言葉も少なくなっていきます。
なぜでしょう。言葉は自分が放つ言葉と同じ波長で自分に返ってくるものだからです。
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千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方&マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方&マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。
■ホームページ→http://talknavi.jp