相続した大切なお金の失敗しない預け先とは?50代女性のための安心ガイド
よくある「ネットで見た」
お客様とお話していると、最近ネットではどんな情報がトレンドなのかが
よく分かります。
2年くらい前は、あるお笑い芸人さんのユーチューブを見た、
というお話をよく聞きました。
ある金融商品は手数料ばかり高くて損だから利用するべきではないとか、
逆にこれを利用したら間違いないとかいう類の話です。
人は「損したくない」という損失回避の心理が働きますし、
ネガティブな情報というのは頭に残りやすいですよね。
加えて「裏話」とか「業界では常識だけど、一般には知られていない話」と
銘打たれたものは表立って出ない情報の方が、なんとなく本当っぽいなという
バイアスがかかります。
ここ最近の傾向としては、少し前にネット上やタレントさんや一部の専門家などが絶賛していた
「S&P500」や「オールカントリー(オルカン)」という
市場の指数に連動するよう満遍なく銘柄に投資する投資手法がありました。
俗にいう「インデックス投資」ですが、「こんなに増える」とか
「この方法で投資していたら間違いない」という動画、マネーコラム、書籍が溢れていました。
当然、お客様にもよく聞かれましたし、ネット証券をご利用の方だと
この投資方法で投資されている方は多いと思います。
ですがつい最近は、反対にネットでは「S&P500」や「オルカン」にはこんな穴がある、とか
実は全然増えないし、よくないという記事が出始めました。
つい先日も、お客様が「インデックス投資はあんまりよくないって最近、ネットで見たので
変えた方がいいのかなと思っているんですけど」と相談されました。
情報との付き合い方
こういった情報の扱いについては、弊社では一貫した考えを持って、
お客様には伝えてきたことがあります。
このような情報について、正しいとか誤っているとかいうことはひとまず置いておいて
一方向しか向いていない情報には、注意が必要だということです。
このケースでは、インデックス投資一辺倒の情報はもう飽きられてきたのです。
そこで今度は、ネガティブな情報が人々の注目を集め出します。
保険商品などについても同じことが言えます。
ある特定の商品名を上げ「絶対損させられる」「株式投資した方がいい」「手数料が高い」
「NISAが間違いない」といったネガティブ情報が盛り込まれたサイトは氾濫しています。
ただ、注意深く見ていただきたいと思います。
どこかにクリックボタンがないでしょうか。
クリックした先は、NISAを推奨しておきながら、取り扱い資格(金融商品仲介業)を
保有していない不動産投資の会社だったりします。
あるいは投資助言でアドバイザー料が発生する会社だったりすることもあります。
ひどい時には、「絶対に利用してはいけない保険」といいながら
その保険を扱っている代理店であることもあります。
金融商品や資産運用、投資についての情報を調べる時、煽情的なタイトルや
一辺倒の推奨、あるいは批判を載せているサイトについては特に注意してください。
情報は書き方ひとつ、目的一つで変わります。
金融庁の認可を得て、公に販売されている金融商品は、
誰にとっても「絶対大きな損が出る」ものは存在しません。
また誰にとっても「必ず大きな利益や得が出る」という万能な商品も存在しません。
利用の仕方、目的、属性、によっても情報は180度変わります。
手前味噌にはなってしまいますが、ぜひ、ネット情報ではなく
有資格者であることが証明できる専門家から話を聞くことが大切です。
その上で、疑問や「?」と思ったことに、正直に真摯に答えてくれる
信頼できる担当者を見つけることが大切です。
担当者の有無は、資産形成に大きな影響を及ぼします。
的確な表現がなかなか見つかりませんが、
みなさまが、自分の仕事が、お客様の人生に大きな影響を及ぼすということを
しっかりと自覚して対応してくれる、情報を与えてくれるような担当者と
出会えますことを願っています。
私たちは女性専門のFPオフィスとして24年に渡り、
プロとして、今を生きるすべての女性に楽しく充実した人生を得ていただくための
目印となる北極星のような情報をお届けすることを目指し活動しています。
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